各国ナショナル選手権2021結果

6月20日はヨーロッパや北米の各国で、ロードレースのナショナル選手権が開催され、2021年シーズンの新しいナショナルチャンピオンが決定した。

フランス選手権

フランスチャンピオンになったカヴァニャ(中央)は今年のツールには参加しない

フランスはカヴァニャが初優勝

ツール・ド・フランス(UCIワールドツアー)開幕が間近に迫ったフランスでは、25歳のレミ・カヴァニャ(ドゥクーニンク・クイックステップ)が雨の中を独走で逃げ切り、初タイトルを獲得した。彼は昨年タイムトライアルのフランスチャンピオンになったが、ロードのチャンピオンになったのは初めてだった。

しかし、残念ながらカヴァニャは6月26日に開幕するツール・ド・フランスのメンバーには選ばれなかった。今年のツール・ド・フランスはフランスチャンピオン不在で開催される事になる。

フランス選手権

フランス選手権はTTスペシャリストのカヴァニャが制した

 
イタリアはコルブレッリが初優勝

イタリア選手権は昨年ロード世界選手権が開催されたイモラが舞台となり、31歳のソンニ・コルブレッリ(バーレーン・ヴィクトリアス)がファウスト・マスナダ(ドゥクーニンク・クイックステップ)を一騎打ちのゴールスプリントで難なく下し、初優勝を果たした。

イタリア選手権

イタリア選手権はコルブレッリが初優勝した(©Bettiniphoto)

 

イタリア選手権

コルブレッリはツールで真新しいチャンピオンジャージを披露する(©Bettiniphoto)

 
スペインはフライレが初優勝

スペイン選手権はオマール・フライレ(アスタナ・プルミエテック)が小集団でのゴール勝負を制し、30歳で初タイトルを獲得した。

スペイン選手権

スペイン選手権はフライレが初優勝した(©Bettiniphoto)

 

スペイン選手権

スペインチャンピオンになったフライレ(中央)はツールに参加する予定だ(©Bettiniphoto)

 
ドイツはシャッハマンが2度目のタイトル獲得

ドイツ選手権は27歳のマクシミリアン・シャッハマン(ボーラ・ハンスグローエ)が独走で逃げ切り、2019年に続いて2度目のタイトルを獲得した。

ドイツ選手権

ドイツ選手権はシャッハマンが2度目のタイトルを獲得した

 

ドイツ選手権

2019年に続いて2度目のドイツチャンピオンになったシャッハマン(中央)

 
オランダはローセンが優勝

オランダ選手権は28歳のティモ・ローセン(ユンボ・ヴィスマ)が独走で逃げ切って初優勝した。ディフェンディングチャンピオンで優勝候補だったマテュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)はレースを途中リタイアした。

オランダ選手権

オランダ選手権はローセンがサプライズな逃げ切り初優勝を果たした(©Bettiniphoto)

 

オランダ選手権

オランダチャンピオンになったローセン(中央)

 
オーストリアはコンラートが2度目のタイトル獲得

オーストリア選手権は29歳のパトリック・コンラート(ボーラ・ハンスグローエ)が独走で逃げ切り、2019年に続いて2度目のタイトルを獲得した。

オーストリア選手権

オーストリア選手権はコンラートが独走で優勝した

 

オーストリア選手権

オーストリアチャンピオンのコンラート(中央)はツールに参加する予定だ

UCI公式サイト