新城のルームメイト、トゥーンスがリーダージャージ ブエルタ第6ステージ
ブエルタ・ア・エスパーニャ2019第6ステージは激しい展開の199kmのレース。スタートから上り基調で、20km地点に設定された2級山岳に入る前に落車があり、集団が大きく4つに分断され、その後もアップダウンを繰り返した。バーレーン・メリダは、ディラン・トゥーンス(ベルギー)がステージ2位に入り、リーダージャージを手にした。
チーム設立初年度から新城幸也が所属するバーレーン・メリダとしては初めてのグランツールのリーダージャージでもあり、明日からこのジャージを守るための働きが重要となる。
レースを終えた新城は、
「今日のステージはゴール後に嬉しい知らせが待っていた。冗談と思ったぐらい(笑)。チームは昨日ステージで総合から遅れてしまったので、今日はステージ優勝を第1目標にしていた。コントロールするチームがなければリーダージャージ獲得をセカンドプランの作戦でスタートした。
スタートから6kmで2級山岳に突入するため、上りに強い3人(ディラン、マルク、ヘルマン)と一緒に逃げに入れるようにと思ったが、上り口で落車に巻き込まれてしまい、足止めを食らった。いきなり集団から遅れて上り始める羽目になった。上りでどんどんアタックがかかってるのを見て、今日はキツイ日になるなと思った。30人ぐらいのグループで前を追いかけたが2分が縮まらなくて、結局、まる1日グルペットで過ごすこととなった。そこから、フィニッシュ後に”ディランがリーダージャージ”と聞き、驚きしかなかった。
チーム創立以来初のグランツールでのリーダージャージ。チームの歴史の新たな1ページに立ち会えたこともうれしかったが、今回のレースで自分と同部屋のディランだけに嬉しさも倍増。明日はリーダーチームとしてバッチリ働いてきます。」
と語っている。