ツール・ド・ポローニュ2021でアルメイダが総合初優勝

2021.08.16
レース

中欧のポーランドで開催されていた第78回ツール・ド・ポローニュ（ＵＣＩワールドツアー）は、8月15日に最終ステージを競い、ポルトガルのジョアン・アルメイダ（ドゥクーニンク・クイックステップ）が総合初優勝した。

ツール・ド・ポローニュ2021の表彰台。左から総合2位のモホリッチ、総合優勝のアルメイダ、総合3位のクフィアトコフスキー

総合２位は20秒差でスロベニアのマテイ・モホリッチ（バーレーン・ヴィクトリアス）、３位は27秒差で地元ポーランドのミハウ・クフィアトコフスキー（イネオス・グレナディアズ）だった。

今年のツール・ド・ポローニュは、山岳の厳しいコースではなかったが、アルメイダは1500m続くアップヒルゴールだった第２ステージで、ディエゴ・ウリッシ（ＵＡＥチーム・エミレーツ）を打ち負かして区間優勝し、総合首位に立った。

第２ステージでウリッシを打ち負かし、ＵＣＩワールドツアー初優勝を果たしたアルメイダ

この区間優勝は、アルメイダにとってＵＣＩワールドツアーで初めての勝利だった。彼はもう１つの上りゴールだった第４ステージでも優勝し、ツール・ド・ポローニュの78回の歴史で初のポルトガル人優勝者になった。

日本の別府史之（ＥＦエデュケーション・NIPPO）は、36分6秒遅れの総合119位で完走した。

最終ステージはＥＦエデュケーション・NIPPOのファンデンベルフが逃げ勝った

ポーランド南部のクラクフにゴールした最終ステージは、４選手が集団から辛くも逃げ切り、オランダのユリウス・ファンデンベルフ（ＥＦエデュケーション・NIPPO）がＵＣＩワールドツアー初優勝となる区間優勝を果たした。3秒遅れのメイン集団でゴールした別府は、ゴール地点で他のチームメートたちと一緒に、区間優勝したファンデンベルフを祝福していた。

区間優勝したファンデンベルフを祝福するチームメートたち

第78回ツール・ド・ポローニュ　個人総合最終成績
［8月9日～15日／ＵＣＩワールドツアー／ポーランド］
1. ALMEIDA João (DECEUNINCK – QUICK-STEP / POR) 26:15:56
2. MOHORIC Matej (BAHRAIN VICTORIOUS / SLO) +0:20
3. KWIATKOWSKI Michal (INEOS GRENADIERS / POL) +0:27
4. ULISSI Diego (UAE TEAM EMIRATES / ITA) +0:37
5. HONORÉ Mikkel (DECEUNINCK – QUICK-STEP / DEN) +0:53
6. WELLENS Tim (LOTTO SOUDAL / BEL) +0:57
7. HINDLEY Jai (TEAM DSM / AUS) +1:06
8. TEUNS Dylan (BAHRAIN VICTORIOUS / BEL) +1:25
9. TULETT Ben (ALPECIN-FENIX / GBR) +1:28
10. EENKHOORN Pascal (JUMBO-VISMA / NED) +1:30
119. BEPPU Fumiyuki (EF EDUCATION – NIPPO / JPN) +36:06

［各ステージの優勝者］
■第１ステージ：BAUHAUS Phil (BAHRAIN VICTORIOUS / GER)
■第２ステージ：ALMEIDA João (DECEUNINCK – QUICK-STEP / POR)
■第３ステージ：GAVIRIA RENDON Fernando (UAE TEAM EMIRATES / COL)
■第４ステージ：ALMEIDA João (DECEUNINCK – QUICK-STEP / POR)
■第５ステージ：ARNDT Nikias (TEAM DSM / GER)
■第６ステージ（個人ＴＴ）：CAVAGNA Rémi (DECEUNINCK – QUICK-STEP / FRA)
■第７ステージ：VAN DEN BERG Julius (EF EDUCATION – NIPPO / NED)

［各賞］
■ポイント賞 : ALMEIDA João (DECEUNINCK – QUICK-STEP / POR)
■山岳賞 : OWSIAN Lukasz (POLAND NATIONAL TEAM)