バルベルデがブエルタ・ア・エスパーニャ2021を落車でリタイア

地元スペインのブエルタ・ア・エスパーニャ(UCIワールドツアー)に参加していたアレハンドロ・バルベルデ(モビスターチーム)が、8月20日に開催された第7ステージで落車し、レースを途中リタイアした。

バルベルデ

バルベルデはブエルタ第7ステージで落車し、レースを棄権した(©Bettiniphoto)

バルベルデはこの日4つ目の峠だったプエルト・エル・コリャオ(カテゴリー2)の登坂で、逃げ集団から4分後方のメイングループに居た。彼はそこで総合争いの攻撃を開始し、応戦したリチャル・カラパス(イネオス・グレナディアズ)の後方で右コーナーに差し掛かった。

そこでバルベルデは路面の凹みに車輪を取られ、コントロールを失って転倒し、ガードレールの外側に飛び出してしまった。幸い崖下には落ちず、彼はチームメートのホセホアキン・ロハス(モビスターチーム)に引き上げられた。

彼は右肩に痛みを感じ、チームスタッフや医療スタッフのチェックを受けた後、チームメートたちと一緒にレースを続行した。しかし、彼は痛みに耐えられず、しばらくして自転車を止め、レースを棄権した。

15回目のブエルタを走っていた41歳のバルベルデは、第6ステージまでの総合成績で、41秒遅れの総合4位に付けていた。

チームの公式ツイッターによれば、バルベルデはリタイア後にアリカンテ総合病院でX線検査を受け、骨折は見つからなかったと発表されていた。しかし、夕方遅くに行われたCT検査で、鎖骨を骨折している事が確認された。彼は土曜日にムルシアで手術を受ける予定だ。

 

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