杉浦佳子がパラリンピック自転車ロードTTで金メダルを獲得
2021年8月31日、東京2020パラリンピック自転車ロード競技1日目のタイムトライア
ル〔障害クラス女子C1-3〕で、杉浦佳子〔C3〕が金メダルを獲得した。
この大会のタイムトライアルのコースは、静岡県小山町の富士スピードウェイの走路を中心とする1周8kmで、ひとりずつ順番にスタートしフィニッシュまでのタイムで競う。
クラスにより周回数は異なるが、女子C1-3は2周。杉浦は25:55.76のタイムで、2位に約20秒の差をつけ優勝した。
パラサイクリングでは、複数クラスをまとめてレースを行う場合がある。このレースはC1が1人、C2が5人、C3が9人の合計15人が出走した。クラス混合レースがタイムを争う種目の場合、クラス間のハンディを補正するために規則で定められた係数を、実タイムにかけあわせた計算タイムで順位を決定することが多い。
例えば杉浦と同じレースに出場した、C2の藤井美穂の場合、実タイム34:23.08に係数96.410%をかけた計算タイム33:09.02で順位がつけられる。このレースでは、最も障害の軽いC3の係数は100%のため、杉浦は実タイムが計算タイムと等しい。
同日には各クラスのTTが行われ、藤井美穂〔C2〕は杉浦と同じレースで15位、川本翔大はTT〔男子C2〕出走14人中9位、藤田征樹はTT〔男子C3〕出走14人中7位となった。
ロードタイムトライアル〔女子C1-3〕※係数使用レース
1 杉浦佳子 C3 日本
実タイム25:55.76/係数100.000%/計算タイム25:55.76
2 アンナ・ベック C3 スウェーデン
26:18.03/100.000%/26:18.03
3 ペイジ・グレコ C3 オーストラリア
26:37.54/100.000%/26:37.54
15 藤井美穂〔C2〕日本
34:23.08/96.410%/33:09.02