ミラノ~トリノ2021でログリッチが初優勝
今週末に開催されるイル・ロンバルディア(UCIワールドツアー)の前哨戦となるミラノ~トリノ(UCIプロシリーズ)が、10月6日に北イタリアで開催され、スロベニアのプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)が、英国のアダム・イェーツ(イネオス・グレナディアズ)をゴール勝負で下して初優勝した。
3位にはポルトガルのジョアン・アルメイダ(ドゥクーニンク・クイックステップ)が入った。
レースは終盤、頂上にゴールがあったスペルガの坂がスタートした残り4kmで先頭グループからイェーツが加速し、ログリッチ、アルメイダ、タデイ・ポガチャル(UAEチーム・エミレーツ)、マイケル・ウッズ(イスラエル・スタートアップネーション)、アレハンドロ・バルベルデ(モビスターチーム)が付いて行った。
2019年に今大会で優勝したウッズとバルベルデはすぐに遅れ、残り3kmで先頭は4人になった。そこからイェーツがアタックすると、付いて行けたのはログリッチだけだった。最後はスプリントで不利なイェーツが早めにスパートしたが、ログリッチは難なく彼を交わし、大差を付けてゴールした。その後方では、ポガチャルが3番手を走っていたが、ゴール目前でアルメイダに追いつかれ、表彰台を逃してしまった。
■ミラノ~トリノで初優勝したログリッチのコメント
「ここで勝てて素晴らしい。調子が良いと感じていたから、この結果に満足している。最後の上りはそれほど難しくないと思った。調子が良いと言えるし、今日の後でもう一つの結果が出せたら素晴らしい。今、メインターゲットはイル・ロンバルディアだ。ボクは土曜日の唯一の優勝候補ではないが、全力を尽くすつもりだ」
第102回ミラノ~トリノ結果
[10月6日/UCIプロシリーズ/190km]
1. ROGLIČ Primož (JUMBO-VISMA / SLO) 4:17:41
2. YATES Adam (INEOS GRENADIERS / GBR) +12
3. ALMEIDA Joao (DECEUNINCK – QUICK-STEP / POR) +35
4. POGAČAR Tadej (UAE TEAM EMIRATES / SLO) +35
5. WOODS Michael (ISRAEL START-UP NATION / CAN) +48
6. GAUDU David (GROUPAMA – FDJ / FRA) +48
7. ULISSI Diego (UAE TEAM EMIRATES / ITA) +48
8. MASNADA Fausto (DECEUNINCK – QUICK-STEP / ITA) +48
9. QUINTANA Nairo (TEAM ARKEA – SAMSIC / COL) +48
10. VALVERDE Alejandro (MOVISTAR TEAM / ESP) +56
土曜日はイル・ロンバルディア
10月9日の土曜日は、UCIワールドツアー最終戦であり、今年最後のモニュメント・クラシックとなるイル・ロンバルディアが、北イタリアで開催される。第115回大会はスタートがコモ、ゴールがベルガモで、昨年とは逆になる。距離は239km。
落ち葉のクラシック「イル・ロンバルディア2021」はJ SPORTSで生中継&LIVE配信!
10月9日(土)午後8:00 ~
解説:中野喜文、永井孝樹
実況:谷口廣明