増田成幸が連覇!2021全日本選手権・個人TT男子エリート
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2021全日本選手権ロード・レース大会は2021年10月21日(木) 〜 2021年10月24日(日)、広島県中央森林公園 サイクリングロードにて開催。
2021年10月22日(金)の個人タイムトライアルは1周12kmのコースで行われた。
U23男子個人タイムトライアル
アンダー23の個人タイムトライアル日本チャンピオンを決めるレースが広島県中央森林公園サイクリングロードで開催された。アップダウンの激しい広島市森林公園の12.0kmのコースを、20人が2ヒートに分かれてスタート。いつものロードレースとは逆の反時計回りに2周回回ってタイムを競った。
優勝は松田祥位(EQADS)、33分39秒57(暫定)。
松田のコメント:
「前半が力、後半はテクニックという感じのコースで、終わってみればまだここは力を出せんじゃないかという部分もあったが、結果オーライです。ロードレースの方はコースが反対回りになると、脚の力を出すレパートリーも違うし…..、ガンバリマス!」
U23女子個人タイムトライアル
女子エリートとU23女子の11人が同じヒートでの出走となった。
石上夢乃(鹿屋体育大学)が40分34秒51(暫定)でU23クラス首位、女子エリートと合わせて総合2位という結果となった。
石上のコメント:
「このコース自体、どこでどうやって脚を使うかというテクニック的なことがあったので、昨日試走をして自分で考えながら走ったので、思うように走れたかなとは思う。ただ、目標としていたタイムには届かなかったので、それは脚力的な問題かな」。
女子エリートの1位となった樫木祥子(チーム・イルミネート)を意識したコメントだ。
「(樫木は)高校時代やナショナルチームでも一緒に走っていた先輩で、テクニックというより脚力が強い選手です。同じ身長で同じ感じの脚質なのに、タイムに差があるのは今後の課題です」と、1分以上の差となった先輩を気遣った。
男子エリート個人タイムトライアル
3周36kmで争われた男子エリートは、ヨーロッパから帰国した中根英登(EFエデュケーション・NIPPO)や岡篤志(NIPPOプロヴァンス・コンチ)らと増田成幸(宇都宮ブリッツェン)ら国内勢がシーズン最終盤のこのタイムトライアルでどんな成績を出すかに注目が集まったが、増田が貫禄を見せて49分25秒40のタイムで全日本連覇を飾った。
増田のコメント:
「序盤からプッシュしていかないと絶対に負けると思っていた。前半から行って、後ろの、タイムを聞いている選手にプレッシャーをかけた。正直、全然自信がなく、オリンピックが終わってずっと右肩下がりだったが、全日本だからがんばらなきゃと思った。
砂川会長が亡くなったり、プライベートでも義理の母が亡くなったりといろいろあって大変でしたが、気持ち的には高まって、なんとかして勝ちたいと思っていました」。
第89回全日本自転車競技選手権大会 ロード・レース/第24回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会
開催期間:2021年10月21日(木) 〜 2021年10月24日(日)
開催地:広島県中央森林公園 サイクリングロード
日本自転車競技連盟 https://jcf.or.jp/road/
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