佐藤水菜が銀メダル獲得 トラック世界選手権

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2021年10月20日(水)~24日(日)の5日間の日程で、フランス・ルーベのスタブヴェロドロームでトラック世界選手権が開催された。大会最終日、女子ケイリンにおいて、日本のガールズケイリンで活躍する佐藤水菜が銀メダル。ケイリン女子日本代表初の世界選手権メダル獲得となった。
自身、初めての世界選手権で、国際大会も2回目の出場。短距離種目のコーチも「気持ちがついてくれば結果が出るのではないか」と話していた佐藤が表彰台に上った。
 
トラック世界選手権女子ケイリン佐藤水菜銀メダル
 
 

次のレースでは絶対に一番で駆け抜けてやると強く思った

トラック世界選手権女子ケイリン佐藤水菜銀メダル
 
「決勝では冷静に前を向いて走れていたけど、仕掛けるタイミングや脚力がまだまだ足りず金メダルには届かなかった。初めての世界選手権で夢に出るほどすごく緊張していた。そこで表彰台に乗ることができて嬉しく思う。前に攻めようという気持ちがあるからこそ、3戦ともいい位置を取ることができた。自分の積極性をうまく活かすことができた結果だと思う。
 
トラック世界選手権女子ケイリン佐藤水菜銀メダル
 

フィニッシュの瞬間はすごく悔しかった。でも自分がここで銀メダルを取れたことは、世界で優勝できる可能性があるということ。次のレースでは絶対に一番で駆け抜けてやると強く思った。今回、世界で戦えるということがわかったので、パリに向けて戦っていくというよりも、自分が引っ張っていくという気持ちで頑張りたい。

自分は心が弱くてミーティングでも泣いてしまうことがあったが、コーチがしっかりとメンタルをケアしてくれていた。決勝の前にコーチから『優勝できる力があるよ』と言われたことで、自信をもって走ることができたし、コーチにそう言ってもらえたことも嬉しかった。自分の脚に自信がなかったけど、その言葉を信じてよかった」

 

トラック世界選手権女子ケイリン佐藤水菜銀メダル
 

 

 

 

チームスプリントで、女子代表が4位

今大会から男子同様、3人でチームが編成されるようになった女子チームスプリントで日本女子代表(梅川風子/太田りゆ/佐藤水菜)は4位。銅メダル決定戦まで駒を進めたというのは、ひとつの成果である。

 

 

・女子チームスプリント結果

1位 ドイツ
2位 RCF(ロシアサイクリング連盟)
3位 英国
4位 日本