2021全日本選手権ロード マスターズ・レポート

2021全日本選手権ロード最終日となる2021年10月24日(日)午前中、マスターズが初開催された。

男子マスターズ30歳台と40歳台は同時出走で7周回86.1km、男子マスターズ50歳台と60歳台、そして女子マスターズはこちらも3カテゴリーが同時出走で5周回61.5kmで争われた。

30歳台と40歳台はさすがにまだ現役に近い(?)レース展開で、2カテゴリー合わせた先頭集団が形成され、その中から抜け出した30歳台の原田将人(Infinity Style)が初優勝。続く2人のスプリントが40歳台の川崎嘉久(Team Zenko)の優勝と30歳台の2位の争い(?)となった。

50歳台は今やブルベのレジェンドともなっている三船雅彦(マサヒコミフネ.com)が出走したが、西谷雅史(弱虫ペダル サイクリングチーム)を含む3人が先頭集団を形成、終盤に山本 敦(SBC Vertex Racing Team)と西谷の2人になってスプリントフィニッシュとなり、山本が勝った。

60歳台に出走した三浦恭資(Tri-X JAPAN)は1987年の全アマロードのチャンピオンだが、50歳台の第3集団に混じって好走し、見事に優勝。

同じ集団で走った三浦の弟子、女子マスターズの唐見実世子(弱虫ペダル サイクリングチーム)も無事に初代女子マスターズのチャンピオンとなった。

2021全日本選手権 マスターズ

「距離が400km足りない」と冗談を飛ばしながらスタートしていった三船雅彦

2021全日本選手権 マスターズ

「なんで俺の写真撮るんだよ!」といいながら50歳台に食らいつく走りを見せた三浦恭資

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唐見実世子(弱虫ペダル サイクリングチーム)のほか、女子マスターズは10人が出走した

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50歳台の第3集団に入って上りをこなす唐見

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50歳台の第2集団で走る三船

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重いギヤを回しきる往年の走りを見せた三浦

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50歳台優勝の山本 敦(SBC Vertex Racing Team)

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カテゴリーが違うメンバーと集団スプリントに挑む三浦と唐見

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30歳台優勝の原田将人(Infinity Style)

2021全日本選手権 マスターズ

写真左が30歳台2位の雑賀大輔(湾岸サイクリング・ユナイテッド)、右は40歳台優勝の川崎嘉久(Team Zenko)

 

男子マスターズ30~39、40~49 結果
1. 原田将人(Infinity Style)2:13:22(30-39歳1位)
2. 川崎嘉久(Team Zenko)2:13:24(40-49歳1位)
3. 雑賀大輔(湾岸サイクリング・ユナイテッド)2:13:24(40-49歳2位)
4. 山本裕昭(BONDS静岡サイクルRT)2:13:31(40-49歳3位)
6. 糸井正樹(VC VELOCE)2:13:34(30-39歳2位)
7. 小林 亮(soleil de l’est)2:13:34(30-39歳3位)

男子マスターズ50~59、60~69 結果
1. 山本 敦(SBC Vertex Racing Team)1:38:40(50-59歳1位)
2. 西谷雅史(弱虫ペダル サイクリングチーム)1:38:41(50-59歳2位)
3. 木村博志(イナーメ信濃山形)1:39:08(50-59歳3位)
12. 三浦恭資(Tri-X JAPAN)1:46:28(60-69歳1位)
22. 増田謙一(パインヒルズ)90 1:49:03(60-69歳2位)
23. 小久保正彦(大正池クラブ) 1:49:03(60-69歳3位)

女子マスターズ 結果
1. 唐見実世子(弱虫ペダル サイクリングチーム)1:46:32
2. 安藤沙弥(TeamSHIDO)1:49:14
3. 手塚悦子(IMEレーシング)1:49:31

 

第89回全日本自転車競技選手権大会 ロード・レース/第24回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会
開催期間:2021年10月21日(木) 〜 2021年10月24日(日)
開催地:広島県中央森林公園 サイクリングロード
日本自転車競技連盟 https://jcf.or.jp/road/