2021BMX スーパークロスワールドカップ第7戦で籔田寿衣が初優勝!

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BMX

トルコ・サカリアで開催されているBMXレーシング種目ワールドカップシリーズ第7戦において、Under23 カテゴリーの籔田寿衣が、自身初の優勝を獲得した。

2021BMX スーパークロスワールドカップ第7戦

Women U23 Podium – 2nd: #212 (PETERSONE Vineta) LAT 1st: #613 (YABUTA Jui) JPN 2nd: #605 (BRINDJONC Lea) FRA at Round 7 of the 2021 UCI BMX Supercross World Cup in Sakayra, Turkey

 

先週末よりトルコ・サカリアにて開催されているワールドカップシリーズ後半戦。2週に渡り開催され、日本チームは第5−6戦ではUnder23(以下U23)カテゴリーにて、優勝含む男女計4 つの表彰台を獲得し、良い 流れで残り2戦に臨む形となった。 日本チームのメンバーは変わらず、U23カテゴリーに男子2人、女子5人、そしてエリート女子には、東京 オリンピック日本代表の畠山紗英(日本体育大学)が参戦した。

 

男子U23・中井飛馬は4位

第5−6戦同様に、参加者60人と今大会最大のクラスとなったU23男子は、現在シリーズポイントをリードしている中井飛馬(日本体育大学)が、前週に続き安定した走りで準決勝を1位で決勝へ進出。

決勝は2位から追う展開となり、第2コーナーにて先頭の選手の横に並ぶも、立ち上がりでの加速に苦しみ失速。ゴール直前でも順位を一つ落とし4位でフィニッシュとなった。

これまで4戦連続にて登っていた表彰台は逃したものの、シリーズポイントでは最終戦を残して1位が確定した。

2021BMX スーパークロスワールドカップ第7戦

中井飛馬のコメント:
「先週の第5−6戦からの改善点も含めて、良い流れで決勝まで進めましたが、決勝ではラインの判断ミスで先頭の選手を交わすことができず、悔しい1戦となりました。 シリーズタイトルが確定して、一つプレッシャーは減りましたが、シーズン最終戦をベストな形で終えられるよう、最後まで集中を切らさずに挑みます。」

<大会結果 男子Under23>
優勝:Bertagnoli Pietro (イタリア)
2位:Colsenet Mateo(フランス)
3位:Bogaert Mathijn(ベルギー)
4位:中井飛馬(日本体育大学)
44位:増田優一(大阪体育大学)

 

女子U23・籔田寿衣が初優勝

男子同様にメンバーは変わらず、日本からは5人の選手を送り込んだU23女子クラス。今大会は第5戦にて2位を獲得した籔田寿衣(大阪体育大学)と、第6戦にて優勝した丹野夏波(早稲田大学) が決勝へ進出した。

決勝ではスタートを決めた籔田が第1コーナーへ先頭で進入。立ち上がりにて内側のラインから来た丹野が一瞬前に出るも、ジャンプセクションで再び籔田が先頭にたち、丹野はジャンプセクションでのミスで順位を落としてしまった。

最終コーナーを先頭で回った籔田は、フィニッシュラインにて東京オリンピックラトビア代表のPetersone 選手に並ばれ写真判定にもつれ込んだ。結果、0.008秒差にて籔田が勝利、第6戦の丹野に続き、日本人2人目となるワールドカップにて表彰台の頂点に立った。 丹野は6位で決勝を終えた。

2021BMX スーパークロスワールドカップ第7戦

#613 (YABUTA Jui) JPN at Round 7 of the 2021 UCI BMX Supercross World Cup in Sakayra, Turkey

2021BMX スーパークロスワールドカップ第7戦

#613 YABUTA, Jui (JPN)

籔田寿衣のコメント:
「第5戦でも表彰台を獲得できましたが、今日の決勝ではスタートからトップを走れ、さらに優勝という結 果を残せてとても嬉しいです。国内も含めて1年ぶりの優勝だったので、これまでのトレーニングの成果を実感でき、取り組みにも自信がつきました。
明日は最終戦が残っていますが、シリーズタイトルでも現在4位でトップ3を狙える位置にいるので、ベストを尽くしてきます。」

<大会結果 女子Under23>
優勝:籔田寿衣(大阪体育大学)
2位:Petersone Vineta(ラトビア)
3位:Brindjonc Lea(フランス)
6位:丹野夏波(早稲田大学)
10位:酒井亜樹(桃山学院教育大学)
11位:西村寧々花(Gan Trigger)
18位:野村凪沙(Ace Race Australia)

 

女子エリート・畠山紗英は8位

第5−6戦は決勝に進めず悔しい結果となった畠山紗英(日本体育大学)であったが、第7戦では準決勝を3位で通過し、第2戦イタリア大会ぶりの決勝進出となった。

決勝では先頭集団で第1コーナーに進入したが、内側のラインから来た選手と接触し失速してしまった。その後リズムを取り返すことができず、8位でフィニッシュとなった。

2021BMX スーパークロスワールドカップ第7戦

#85 HATAKEYAMA, Sae (JPN)

畠山紗英のコメント:
「先週の大会では悔しいレースが続き、今日までの数日間で細かい修正や戦略を変えてレースに入りまし た。スタートから最初のコーナーまでの距離が短く、インコースからのスタートが有利なコースレイアウトですが、今日はアウトコースから攻める戦略がうまくはまり、決勝まで進めたことは満足しています。
明日は今シーズン最後のレースですが、自分のパフォーマンスに集中し、自信を持って準備したいと思い ます。」

<大会結果 女子Under23>
優勝:Smulders Laura (オランダ)
2位:Stancil Felicia (アメリカ)
3位:Pajon Mariana(コロンビア)
8位:畠山紗英(日本体育大学)

 

大会名:2021 UCI BMX スーパークロス ワールドカップ第7-8戦

大会日程:第7戦 2021年10月30日(土)、第8戦 2021年10月31日(日)

大会会場:トルコ・サカリア Aycicegi Bisiklet Vadisi