新城幸也がパリ~ルーベ初出場!

新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)が2022年4月17日(日)にフランスで開催されるパリ~ルーベに初出場する。

新城幸也 パリ~ルーベ2022

パリ~ルーベ出場メンバー Photo:Team BAHRAIN・VICTORIOUS

 

パリ~ルーベはワールドツアーの1Dayレースの中でも歴史と格式ある『モニュメント』という称号をもつレースの一つ。新城は3月には同じくモニュメントの一つであるミラノ~サンレモに出場し、チームメイトのマテイ・モホリッチ(スロベニア)が優勝しているが、このパリ~ルーベは他のレースとは一線を画す特殊なレースで「クラシックの女王」とも呼ばれている。

しかし、コースやレース内容はクラシックの女王という優雅なイメージとは程遠く、ゴツゴツや、ゴロゴロという表現が合うようなパヴェと言われる石畳の区間と未舗装路区間がコースのメインとなっており、激しい震度に耐えながら自転車を進ませるバイクコントロールや、突き出た石の角でパンクを防ぐためのコース取りなど、様々なテクニックが必要となる。

晴天でも砂ぼこりで前が見えなくなり、選手の目、鼻、喉を襲い、乾いた路面で滑りやすく、雨天の際にはマシンやタイヤにこびりつく砂利や泥でどんどんマシンは重くなり動きも困難になる。さらに選手は判別がつかないくらい泥まみれで走り続けるため、前が見えずに細かなバイクコントロールも出来なくなり落車が相次ぎ、その過酷さから『北の地獄』との異名を持つレース。

昨年は新型コロナウイルスの世界的パンデミックの影響で、異例の10月開催となるなか、チームメイトのヨーロッパチャンピオン、ソンニ・コルブレッリ(イタリア)が見事優勝を飾っているが、現在、病気療養中のため今回は不参加となる。

これまで新城は長いプロキャリアの中で自分の出るレースではない。とパリ~ルーベについては縁遠いレースであったが、イツリア・ペイバスコを終えた時点で突然チームから打診され出場に至った。チームは、ミラノ~サンレモで優勝しているモホリッチに2つ目のモニュメントを!そしてコルブレッリに良い報告ができるようにという目標で北の地獄に挑む。

新城幸也 パリ~ルーベ2022

コースを試走する新城(右)、中央は台湾チャンピオンのフェン Photo:Team BAHRAIN・VICTORIOUS

 

新城幸也のコメント:
「今年はこういうことが多い年なんだろうか(苦笑)突然と訪れたパリ~ルーベの出場機会。コースも全く知らなかったので、こんなにも荒れたパヴェは2014年のツール・ド・フランスのステージで経験しただけで全くの素人だけど、これは走った方が良いぞ!って巡ってきたチャンスだと思ってます。モニュメントなんて望んでも簡単に走れるものではないですしね。

昨日の試走では楽しめて走れたが、レースは別物なので楽しむというよりは苦しむことになるけど、モホリッチのために走るという役割は明確。同年にモニュメント2つ目を獲ったらスゴいよね!

そして、コルブレッリのためにも……昨年のチャンピオンである彼が誰よりも1番このレースを楽しみにしていたと思うので、彼のためにもチームで良い結果を持って帰れるように頑張りたいと思う」

 

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・J SPORTS4 午後5時55~
ワンデーレース | サイクルロードレース | J SPORTS【公式】

レース公式サイト↓
Site officiel de Paris-Roubaix