イスラエル・サイクリングアカデミーがカチューシャと契約し、来季はUCIワールドチームになる

チームカチューシャ・アルペシン

チームカチューシャ・アルペシンはイスラエル・サイクリングアカデミーと提携することになった

 UCIプロコンチネンタルチームのイスラエル・サイクリングアカデミー(イスラエル)は、スイス登録のUCIワールドチームであるチームカチューシャ・アルペシンを運営するカチューシャと3年契約を結び、2020年シーズンは同チームが保有するワールドツアー・ライセンスでUCIワールドチームとして活動することになった。正式決定は、国際自転車競技連合(UCI)の承認を得てからとなる。
 
 
この提携発表は、イスラエル・サイクリングアカデミー側が10月3日に行い、カチューシャ側は1日遅れで行った。
 

 

カチューシャ・スポーツ

サイクリング・アパレル・ブランド『カチューシャ・スポーツ』は今年のツール・ド・フランス期間中にポップアップ・ストアを出店していた

 カチューシャの発表によれば、今後はイスラエル・サイクリングアカデミーがチームを運営し、現在チームカチューシャ・アルペシンと契約中の選手、スタッフもその管轄下に置かれる。カチューシャは新体制のチームのパートナーとして残り、同チームが手掛けるサイクリング・アパレル・ブランド『カチューシャ・スポーツ』がチームウエアのサプライヤーになる。新体制のチーム名称はまだ発表されていない。

チームカチューシャ・アルペシンの第2タイトルスポンサーを務めているドイツのシャンプーメーカーのアルペシン社は、すでに今季でチームとの契約を終了すると発表している。同チームはドイツ人スプリンターのマルセル・キッテルが5月にチームを去っていた。

ロシア・グローバル・サイクリング・プロジェクト財団がスポンサーとなり、2009年に活動を開始したチームカチューシャは、2017年に登録国をロシアからスイスに変更し、よりインターナショナルなチーム作りを行っていた。これでカチューシャチームはエリート男子の表舞台から姿を消すことになるかもしれないが、来季は女子チームのスポンサーになると発表している。