グランピエモンテ2019でコロンビアのベルナルが初優勝
週末にイル・ロンバルディア(UCIワールドツアー)を控えた北イタリアで、10月10日に第103回グランピエモンテ(ヨーロッパツアー1.HC)が開催され、今年のツール・ド・フランスで総合優勝したコロンビアのエガン・ベルナル(チームイネオス)が、独走で逃げ切って初優勝を果たした。
2位には6秒遅れでベルナルと同郷でチームメートでもあるコロンビアのイバンラミロ・ソサ(チームイネオス)が入り、3位には8秒遅れでフランスのナンス・ペテルス(AG2R・ラモンディアル)が入った。
今年のグランピエモンテは標高1142mのサンチュアリオ・ディ・オローパ山にゴールする、クライマー向きのワンデーレースに生まれ変わった。ゴールまで残り12kmからオローパ山の上り坂がスタートし、集団はチームイネオスがコントロールを続けた。
そこからベルナルはゴールまで残り1.7kmでアタックを決め、そのまま逃げ切ってしまった。彼はプロとしてイタリアのレースで勝つのはこれが初めてで、ワンデーレースで勝ったのも初めてだった。ベルナルは前日に開催されたミラノ~トリノ(ヨーロッパツアー1.HC)でも6位に入っていた。
■グランピエモンテで初優勝した22歳のベルナルのコメント
「この勝利はボクにたくさんの感動を与える。特にここは、かつてボクがヨーロッパにレースを走りに来た時に住んでいた場所から10kmしか離れていないからだ。ピエモンテには友達が居て、家に居るように感じる。これはボクにとってイタリアで初めての優勝で、それはかつてマルコ・パンターニが勝った上りの頂上で成し遂げられた。
ロンバルディアを目前にして、自分のコンディションには満足している。土曜日には可能な限り最高の成績を目指すが、この勝利を手に入れたことでボクは心安らかにシーズンを終えられる。ジロ・デ・イタリアは走りたいし、できれば来年走りたいが、コースを見てチームと話し合う必要がある」
■第103回グランピエモンテ結果[10月10日/ヨーロッパツアー1.HC/183km]
1. BERNAL GOMEZ Egan Arley (TEAM INEOS / COL) 4:24:16
2. SOSA CUERVO Ivan Ramiro (TEAM INEOS / COL) + 06
3. PETERS Nans (AG2R LA MONDIALE / FRA) + 08
4. BUCHMANN Emanuel (BORA – HANSGROHE / GER) + 10
5. MARTIN Daniel (UAE TEAM EMIRATES / IRL) + 11
6. FRANK Mathias (AG2R LA MONDIALE / SUI) + 40
7. VILLELLA Davide (ASTANA PRO TEAM / ITA) + 46
8. VISCONTI Giovanni (NERI SOTTOLI SELLE ITALIA KTM / ITA) + 47
9. CHAMPOUSSIN Clément (AG2R LA MONDIALE / FRA) + 47
10. VERONA QUINTANILLA Carlos (MOVISTAR TEAM / ESP) + 49
(レース公式サイト)