UCIワールドツアーのツール・ド・ポローニュ2022で英国のヘイターが総合初優勝
中欧のポーランドで、7月30日から8月5日までの日程で開催された第79回ツール・ド・ポローニュ(UCIワールドツアー)は、英国のイーサン・ヘイター(イネオス・グレナディアズ)が、UCIワールドツアー初優勝となる総合初優勝を果たした。
総合2位は11秒遅れでオランダのティメン・アレンスマン(チームDSM)、3位は18秒遅れでスペインのペリョ・ビルバオ(バーレーン・ヴィクトリアス)だった。
今年もツール・ド・ポローニュは山岳の厳しいコースではなく、クライマーが活躍できたのはシェミシュル頂上にゴールする第3ステージだけだった。ここで区間優勝したコロンビアのセルヒオ・イギタ(ボーラ・ハンスグローエ)が総合首位に立ったが、10人以上が同タイムでゴールし、へイターもその一人だった。
最終日前日に行われた個人タイムトライアルで、黄色いリーダージャージを着ていたイギタは、区間優勝したアレンスマンよりも50秒遅れの区間16位でゴール。8秒遅れの区間3位だった23歳のヘイターが、英国人として初めてツール・ド・ポローニュの勝者になった。
■総合初優勝したヘイターのコメント
「昨日リーダージャージを獲得したのは、真のチャンスで、良い仕事を終わらせられるかどうかだった。チームは素晴らしかった。特に今日のステージの序盤では、逃げの試みをコントロールし、ボクをよりリラックスさせてくれた。今日はかなりの暑さで、おそらく最も難しいステージだった。
全体としては良いツアーだった。このツール・ド・ポローニュの事は、長い間記憶に残るだろう。今日、イエロージャージを着てフィニッシュラインを通過したのは、とても強い感動だった」
第79回ツール・ド・ポローニュ 個人総合最終成績
[7月30日~8月5日/UCIワールドツアー/ポーランド]
1. HAYTER Ethan (INEOS GRENADIERS / GBR) 28:26:23
2. ARENSMAN Thymen (TEAM DSM / NED) +0:11
3. BILBAO LOPEZ DE ARMENTIA Peio (BAHRAIN VICTORIOUS / ESP) +0:18
4. SOBRERO Matteo (TEAM BIKEEXCHANGE-JAYCO / ITA) +0:23
5. TULETT Ben (INEOS GRENADIERS / GBR) +0:25
6. CAVAGNA Rémi CAVAGNA Rémi (QUICK-STEP ALPHA VINYL TEAM / FRA) +0:31
7. BATTISTELLA Samuele (ASTANA – QAZAQSTAN TEAM / ITA) +0:32
8. HIGUITA Sergio (BORA – HANSGROHE / COL) +0:32
9. ULISSI Diego (UAE TEAM EMIRATES / ITA) +0:45
10. ARMIRAIL Bruno (GROUPAMA – FDJ / FRA) +0:50
[各ステージの優勝者]
■第1ステージ:KOOIJ Olav (JUMBO – VISMA / NED)
■第2ステージ:THIJSSEN Gerben (INTERMARCHE – WANTY – GOBERT MATERIAUX / BEL)
■第3ステージ:HIGUITA Sergio (BORA – HANSGROHE / COL)
■第4ステージ:ACKERMANN Pascal (UAE TEAM EMIRATES / GER)
■第5ステージ:BAUHAUS Phil (BAHRAIN VICTORIOUS / GER)
■第6ステージ(個人TT):ARENSMAN Thymen (TEAM DSM / NED)
■第7ステージ:DEMARE Arnaud (GROUPAMA – FDJ / FRA)
[各賞]
■スプリント賞 : DEMARE Arnaud (GROUPAMA – FDJ / FRA)
■山岳賞 : DRIZNERS Jarrad (LOTTO SOUDAL / AUS)