BMXレース 五輪テストイベントは有明で
10月12~13日に予定されていた東京五輪のテストイベント、READY STEADY TOKYO2020 BMXレーシング。台風19号接近のため、競技日程が2日前倒しの11日に開催された。2日間で予選から決勝までを行う予定だったが、急遽1日で全てのスケジュールをこなすことになった。

男子エリートの表彰式でトップ3が微笑む
ゆりかもめ・有明テニスの森駅の真ん前に設置された有明アーバンスポーツパークにて全24か国、男女合わせて95人の選手たちがレースを行なった。
レースが始まる前、初めて公開された約460mのコースを選手たちは感触を確かめながら何度も試走していた。
今回のレースに日本人選手は男子4人、女子5人が出場したが、女子では畠山紗英、男子では長迫吉拓の準々決勝までが最高だった。
男女ともにアルカンシェルを着用する世界チャンピオンが出場する中で、男子はフランスのRomain MAHIEU、女子はオーストラリアのSaya SAKAKIBARA(榊原爽)が優勝し、五輪前年に良い感触を得た。
BMX男子エリートリザルト
1位 Romain MAHIEU(FRA) 40秒480
2位 Niek KIMMANN(NED) +0秒348
3位 David GRAF(SUI) +1秒047
BMX女子エリートリザルト
1位 Saya SAKAKIBARA(AUS) 47秒599
2位 Alise WILLOUGHBY(USA) +0秒036
3位 Felicia STANCIL(USA) +0秒771

優勝した榊原はイギリス人の父と日本人の母を持つハーフ

一時は世界チャンピオンのAlise Willoughbyが先行したが、榊原がギリギリまで粘り、スプリントに持ち込んで差し切った

フランスのRomain Mahieuが独走状態でゴールまで持ち込んだ

「調子が良かっただけに残念です」と語った畠山は準々決勝、ヒート1の2位で通過した

オランダのTwan van Gendtがアルカンシェルを着て先頭を争う

長迫吉拓は準決勝で6位、決勝進出を逃した

奥側にはレインボーブリッジも見える最高の立地。この周囲にBMXパークやスケートボードの会場も設営される予定だ

バームと呼ばれるすり鉢状の角度がついた走路を抜け、またジャンプセクションに突入していく選手たち

奥には東京五輪テニスの会場となる有明コロシアムが見える

榊原爽は予選から強さを見せつけていた

予選から白熱した戦いを見せた

畠山紗英は準決勝のコース序盤で他選手の落車に巻き込まれ順位を落とし、決勝進出ならず

スタートヒルからはまるで落ちていくかのように全速力で駆け下りていく

榊原爽のBMX