新チーム JCLチームUKYO結成

ジャパンカップクリテリウムの表彰式。その前半に大きなニュースが発表された。長年、宇都宮ブリッツェンで監督を務めた清水、エースとして走ってきた増田成幸の退団だ。そしてその直後に、新チームの発表がなされた。

その名は「JCLチームUKYO」。日本チームとしてグランツール出場、勝利を目指すというコンセプトの元。国内ロードレースを走るチームから強豪選手を選抜したような布陣だ。

JCLチームUKYO

総監督には橋本聖子参議院議員、チーム代表は片山右京JCLチェアマンが務める。そこに、現場の監督として元宇都宮ブリッツェンの清水裕輔が加わる。

所属する選手は、現在JCLを走る各チームから有力選手を集結。宇都宮ブリッツェンから増田成幸、キナンサイクリングチームから山本大喜。NIPPOプロバンスPTSコンチから岡 篤志。チームUKYOから小石祐馬、ネイサン・アール、レイモンド・クレーダー、石橋 学、武山晃輔が加入する。

今後の計画は、2023年シーズンにコンチネンタルチーム登録し、海外レースに参戦。2024年シーズンにはさらに海外レースの比重を高める。そして2025年より先にはグランツールへの出場を目指す。

欧州レースへの参戦は、かなり高いハードルであることはロードレースファンにとっては周知の事実。有力選手がベテランばかりなので、後継者になる選手の必要性も想像できる。そこにチャレンジすると宣言した、片山右京チェアマン。その手腕に注目していきたい。