シクロクロス欧州選手権2022 エリート男子はベルギーのヴァントルノートが初優勝
ベルギー南部ワロン圏のナミュールで開催された2022UECシクロクロス・ヨーロッパ選手権は、11月6日にエリート男子のレースを競い、ベルギーのマイケル・ヴァントルノート(パウエルスサウゼン・ビンゴール)が初優勝した。
2位は40秒遅れでオランダのラルス・ファンデルハール(バロワーズ・トレック・ライオンズ)、3位はベルギーのラウレンス・スウェーク(クレラン・フリスタッズ)だった。
雨天に見舞われたナミュール難コース
雨で気温9℃という厳しい気象条件の下で行われたエリート男子のレースには、12カ国の30選手が出走した。スタートしてすぐ先頭に出たのは、現在ワールドカップリーダーのエリ・イーゼルビット(パウエルスサウゼン・ビンゴール/ベルギー)だったが、開始5分でディフェンディングチャンピオンのファンデルハールがアタックし、単独で1周目を終えた。
2周目のテクニカルな下り坂は雨でぬかるみ、坂の手前で滑って思うように下れなかったファンデルハールは、ヴァントルノートに追いつかれてしまった。同じ坂で次の周回にはヴァントルノートが同じように転倒し、ファンデルハールは再び単独で先頭に出た。
ファンデルハールは5周目でパンクに見舞われ、すぐにバイクを交換できたが、ヴァントルノートに追いつかれ、先頭は2人になった。しかし、疲れの見え始めたファンデルハールは、終盤の下り坂で転倒するミスを犯し、ヴァントルノートにリードを許してしまった。
ヴァントルノートはそのままタイム差を広げ続け、40秒の大差を付けて初優勝を果たした。現在28歳のヴァントルノートは、2013年にアンダー23でヨーロッパチャンピオンになった事はあったが、エリートカテゴリーでは初めてのタイトル制覇だった。
2021UECシクロクロス・ヨーロッパ選手権
[11月5~6日/ナミュール(ベルギー)]
■男子エリート結果[11月6日/9周]
1. VANTHOURENHOUT Michael (BEL) 1:06:47
2. VAN DER HAAR Lars (NED) +0:40
3. SWEECK Laurens (BEL) +2:17
4. NIEUWENHUIS Joris (NED) +2:48
5. KUHN Kevin (SUI) +2:51
6. ORTS LLORET Felipe (ESP) +2:54
7. BOROŠ Michael (CZE) +3:03
8. VANDEBOSCH Toon (BEL) +3:13
9. HENDRIKX Mees (NED) +3:16
10. RÜEGG Timon (SUI) +3:22
DNF ISERBYT Eli (BEL)
女子アンダー23はオランダのピーテルセが優勝
■女子アンダー23結果[11月6日/6周]
1. PIETERSE Puck (NED) 49:02
2. BURQUIER Line (FRA) +0:50
3. VAN ANROOIJ Shirin (NED) +1:27
男子ジュニアはフランスのビジョーが優勝
■男子ジュニア結果[11月6日/5周]
1. BISIAUX Léo (FRA) 37:11
2. NIELSEN Weis Daniel (DEN) +0:06
3. VAN DEN EIJNDEN Guus (NED) +0:19