ＵＣＩ気候行動憲章に80団体が署名
国際自転車競技連合（ＵＣＩ）は11月18日に、ＵＣＩ気候行動憲章（Climate Action Charter）にＵＣＩワールドチームや主要なレース主催者を含めた80団体が署名したと発表した。
(photo : LaPresse)
ＵＣＩ気候行動憲章は、パリ協定（気候変動問題に取り組むため、温室効果ガス排出削減などの国際的な枠組みを定めたもの）に基づき、今年９月にＵＣＩの運営委員会によって採択され、ＵＣＩのサイクリング・フォー・オール・アンド・サステナブル・サイクリング・コミッションと連携して作成された。
ＵＣＩ気候行動憲章は、サイクリングの環境への影響を軽減し、国連が掲げる持続可能な開発目標（SDGs）を前進させ、日々のサイクリングを促進させる事を公的に約束する機会を、サイクリングというスポーツで活動する組織に提供するものだ。
この憲章に署名した団体は、国際的に定められた基準に従って温室効果ガスの排出量を測定して報告し、廃棄物とエネルギー需要を削減する為の具体的な行動を取る事を約束する事になる。
ＵＣＩ気候行動憲章に署名したのは、ＵＣＩワールドチーム、ＵＣＩ女子ワールドチーム、各国サイクリング連盟、アモリー・スポール・オルガニザシオン（ＡＳＯ）、ＲＣＳスポルト、フランダース・クラシックスなど80団体。
温室効果ガス排出削減などの環境への配慮は、これまでプロチームやレース主催者が独自に取り組んでいたが、今後はＵＣＩが主導権を持って取り組んでいくことになる。ＵＣＩ気候行動憲章の８つの約束は、ＵＣＩ公式サイトで公表されている。
