ヴィクトワール広島が2023シーズンのチーム体制を発表
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広島を拠点として、JCL(ジャパンサイクルリーグ)に参戦している自転車プロロードレースチームのヴィクトワール広島が、2023年シーズンのチーム体制を発表した。2015年に発⾜したチームは、2023年で9年⽬となる。国内外の強豪選⼿を迎えて、チーム史上最強の布陣を敷いて臨む。⽬標は、JCLでの年間チームランキング1位だ。
2023年シーズンメンバー
監督:中⼭卓⼠
選⼿(12人):
阿曽圭佑 ※キャプテン
ベンジャミン・ダイボール(前所属先:チーム右京)
カーター・ベトルス(前所属先:ARAプロレーシングサンシャインコースト)
レオネル・キンテロ(前所属先:チームMATRIXパワータグ)
久保⽥悠介
中⽥拓也 (前所属先:VC福岡)
柴⽥雅之
中村圭佑
宮﨑健太(前所属先:⼤阪経済⼤学)
林伶⾳
平井杏周(前所属先:関⻄⼤学)
吉本哲郎
アンバサダー:藤川淳
メカニック:伊藤界円
トレーナー:上野哲平
ベンジャミン・ダイボール
1989年4⽉20⽇⽣まれ(33歳)オーストラリア出⾝
2020年にはブエルタ・ア・エスパーニャに出場した、世界トップクラスの選⼿。 当時は、UCIワールドチームのひとつNTT プロサイクリングに所属していた。 2021年に来⽇してからはチーム右京に所属し、直近の2022年シーズンはツールド台湾総合優勝、ツアーオブ ジャパン総合2位、ジャパンカップ3位など国際⼤会でも数々の好成績を収めている。
カーター・ベトルス
1998年9⽉2⽇⽣まれ(24歳)オーストラリア出⾝
2022年、ツール・ド・ランカウイ第5ステージで3位と奮闘し、存在感を⽰した。
レオネル・キンテロ
1997年3⽉13⽇⽣まれ(25歳)ベネズエラ出⾝
UCI(国際⾃転⾞連合)レースで3回の優勝経験持つ。2020年からJプロツアーに参戦。国際レースでの経験も多いUCIコンチネンタルチーム所属選⼿がしのぎを削っていた中、デビュー直後からライバルたちを抑えて優勝や上位⼊賞を連発。個⼈総合優勝を飾った。 2022年は、ツール・ド・熊野でステージ優勝し、個⼈総合3位でJプロツアーのシーズンを終えている。
阿曽圭佑
1992年4⽉14⽇⽣まれ(30歳)三重県出⾝
2015年のプロデビュー以降、国内外のチームで研鑽を積み、2021年シーズンからヴィクトワール広島に在籍。2021年は⼤⽥原ロードレースで優勝を飾り、年間個⼈ランキング3位を獲得した。2022年も、8⽉のJCLツアー第5戦オートポリスロードレース3位など活躍。 3年⽬となる新シーズンもキャプテンを務め、チームに勝利をもたらすエースとしての役割を担う。 新チームの顔ぶれは、阿曽のパリ五輪出場という夢を現実に近づける布陣と⾔え、台湾やマレーシアでのUCIアジアツアーに出場し、ポイント獲得を狙う。
久保田悠介
1997年2⽉28⽇⽣まれ(25歳)神奈川県出⾝
⾃転⾞競技歴は、⼤学時代の2年半とプロデビューした2022年シーズンの計3年半。⼤学卒業後は⼀般企業に就職し、この春、プロ選⼿として競技⼈⽣にカムバックした脱サラ・プロアスリート。キャリアは短いものの、7⽉のホームレース・広島トヨタ広島クリテリウムでは果敢な⾛りで地元ファンを沸かせ、チーム最上位の7位でゴール。10⽉の秋吉台カルストロードレースでは敢闘賞を受賞した注⽬の成⻑株だ。中⼭監督も、「2022年に最も成⻑した選⼿。この競技歴でここまで才能ある選⼿はいない。今後、⽇本を引っ張っていく選⼿になることは間違いない」と⼤きな期待を寄せている。ファンの間では、⼈気⾃転⾞マンガ「弱⾍ペダル」の主⼈公、小野田坂道に似ていると話題で親しまれている。脚質も同じくクライマー。
2023年シーズンのチーム目標はリーグNo.1
ダイボールをはじめとする外国⼈選⼿3人の加⼊は、即戦⼒としてチーム⼒の⼤幅な底上げを実現するとともに、チームメイトにとっても刺激となり、全体的なチーム⼒向上が期待できる。2015年のチーム発⾜以来、間違いなく最強の布陣だという。発足してからの8年間で⼿が届かなかったJCLの年間チームランキング1位を、9年目のシーズンで⽬指す。
2023年シーズン新ジャージ
チームカラーのオレンジは、広島のシンボル樹であるモミジに由来する。2023年シーズンに着⽤する新デザインのジャージは、これまで以上にオレンジ⾊の⾯積を増やして、広島のチームであることの誇りを全⾯に表現した。100人近い選⼿が⾼速で集団⾛⾏するレース中でも、ヴィクトワール広島の選⼿たちを⾒つけやすくなるデザインだ。