キナンレーシングチームキックオフミーティング2022-2023

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キナンレーシングチームの来期メンバーやジャージ、レーススケジュール等が発表となるキックオフミーティングが名古屋・春日井市で開催された。

春日井市はキナンレーシングチームと連携協定を結んでおり、来場した石黒直樹市長は「自転車安全教室などを行って当地でのキナンレーシングチームの知名度も上がっている。魅力ある街としていい雰囲気を築けている」と挨拶、乾杯となった。

スポンサーやファンが60人ほど集まったこのミーティングの冒頭、来期のチーム陣容が発表された。

キナンに新加入する選手

キナン津田

津田悠義(19歳、EFエデュケーション・NIPPOディヴェロップメントチームより移籍)

キナン宮崎
宮崎泰史(23歳、宇都宮ブリッツェンより移籍)

キナン白川
白川幸希(24歳、シエルブルー鹿屋より移籍)

キナン孫崎
孫崎大樹(26歳、スパークルおおいたレーシングチームより移籍)

キナン2023ドリュー・モレ
ドリュー・モレ(26歳、チーム・ブリッジレーン[コンチネンタル・豪]より移籍)

キナン2023ライアン・ガバナ
ライアン・カバナ(27歳、ヴィクトワール広島より移籍)

津田選手「まだまだ未熟ですが、先輩に教えていただいて成長していきたい」
宮崎選手「ベテラン選手の多いこのチームでしっかり存在感を見せたい」
白川選手「憧れのチームで走れるのでワクワクしています」
モレ選手「来年はキナンで走れるのを楽しみにしています」
カバナ選手「来年このチームで走れるので興奮しています」
そして所属チームのシーズンエンドパーティーに重なったためリモートでの出席となった孫崎選手は「キナンのチーム力の一端となれるよう頑張ります」

(株)キナンの角口賀敏代表は「今年はゴールまで2人、3人残っているのにトップがとれなかった。なんでトップがとれないんだと思ったが、来年はキナンの一番弱かったスプリンターがかなり補強される。アジアの中でも常にトップを狙えるチームになった」と新体制を喜ぶ。

今シーズン限りで引退する中島康晴選手のセレモニーも行われた

キナン2023チーム体制発表中島家

中島選手はなかなか勝てなかったキナンでの選手生活を振り返り、チームメイト、そして歳が近かった石田哲也監督への最大の感謝を伝えた。とそこでサプライズが。今朝5時に家を出てきた中島選手には黙って、奥さんのひかりさんと2人のお子さんがお祝いに駆けつけていたのだ。会場は中島家の登場にびっくり、大きな拍手が贈られた。

ミーティング終盤にはJCLリーダーのイエロージャージや「日本チャンピオンになれるセット」(畑中選手談)、選手が実際に使ったアイテムや各スポンサーから提供された賞品などの抽選会もあって大盛り上がり。

キナン2023チーム体制発表

そして最後に来シーズンのスケジュール、そしてバイクについて発表があった。ニューウエアに身を包んで再度入場してきた新城雄大キャプテンの手には、コルナゴV3-RSが! 来シーズン、キナンレーシングチームはコルナゴを駆ってレースを走ることに。コンポーネントはシマノ、ホイールはフルクラム、タイヤのIRCは変わらず。初戦は1月11日からのニュージーランド・サイクルクラシック(2.2)となる。

 

キナンレーシングチームとなって9シーズン目の監督を務める石田哲也は「チームを始めたときは、シマノなど以前からあるチームに比べて後からのチームだというイメージで真っ白いジャージをデザインしました。1月はニュージーランドクラシックに行き、その後、海外のレースにも参加しつつツアー・オブ・ジャパンとツール・ド・熊野のためチームの強化と連携を確認します。また全日本も大きな目標なので、しっかり戦える日本人メンバーをそろえました。さらに、後半戦の国内UCIレースなどのシーズンを通して、常に勝てるチームを目指してチームづくりをしています。このメンバーで頑張るので応援よろしくお願いします!」とミーティングを締めくくった。