ツアー・ダウンアンダー2023第1ステージはバウハウスが優勝
南半球のオーストラリアで開催中の第23回サントス・ツアー・ダウンアンダー（ＵＣＩワールドツアー）は、1月18日にタヌンダがスタートとゴールの149.9kmで第1ステージを競い、ドイツのフィル・バウハウス（バーレーン・ヴィクトリアス）が、直前の落車で小さくなった集団でのゴールスプリントを制して優勝した。
■第1ステージはドイツのバウハウスが区間優勝した (©SprintCycling)
区間2位はオーストラリアナショナルチームで参加しているケイレブ・ユアン（ロット・デスティニー）、3位はオーストラリアのマイケル・マシューズ（チームジェイコ・アルウラー）だった。総合首位はイタリアのアルベルト・ベッティオール（ＥＦエデュケーション・イージーポスト）が守った。
第1ステージは序盤から落車が続出し、最初のスプリント地点の直前で発生した落車では、ニュージーランドのパトリック・ベビン（チームＤＳＭ）がリタイアした。ゴールまで残り25kmではオランダのロベルト・ヘーシンク（ユンボ・ヴィスマ）が落車してリタイアした。彼はこの落車で骨盤を骨折してしまった。
■直前の落車事故で小さくなった集団ゴールスプリントを制したのはバウハウスだった (photo : Tour Down Under / ©LOTTO DSTNY)
■区間優勝したバウハウスのコメント
「勝つ事を期待するのはいつでも難しいが、我々のチームが非常に良いの分かっていた。（序盤の落車の後で）ボクはちょっと確信がなかった。（落車から）回復するのには時間がかかったが、チームは本当に良く、チームメイトのニキアス・アルントは最後の1kmでものすごく落ち着いていて、ボクがどこにいるのかを見極め、ボクのためにスペースを作ってくれたんだ。それで今回はただ250mか300mで（スプリントを）開始して、最後の50mは完全に痛かったが、ただ走り続けた。それでまだ前にいたから、本当にハッピーだ」
■初日のプロローグで優勝したベッティオールがオーカーオレンジの総合リーダージャージを守った (photo : Zac Williams / ©EF Education-EasyPost)
■第1ステージ結果
［1月18日／タヌンダ〜タヌンダ／149.9km］
1. Phil BAUHAUS (BAHRAIN VICTORIOUS / GER) 3h37’35”
2. Caleb EWAN (AUSTRALIAN NATIONAL TEAM)
3. Michael MATTHEWS (TEAM JAYCO – ALULA / AUS)
4. Alessandro COVI (UAE TEAM EMIRATES / ITA)
5. Paul PENHOET (GROUPAMA – FDJ / FRA)
6. Emils LIEPINS (TREK – SEGAFREDO / LAT)
7. Hugo PAGE (INTERMARCHE – CIRCUS – WANTY / FRA)
8. Hugo HOFSTETTER (TEAM ARKEA – SAMSIC / FRA)
9. Taj JONES (ISRAEL PREMIER TECH / AUS)
10. Gerben THIJSSEN (INTERMARCHE – CIRCUS – WANTY / BEL)
72. Alberto BETTIOL (EF EDUCATION – EASYPOST / ITA)
■第1ステージ後の総合成績
1. Alberto BETTIOL (EF EDUCATION – EASYPOST / ITA) 3h43’54’
2. Michael MATTHEWS (TEAM JAYCO – ALULA / AUS) +6’’
3. Magnus SHEFFIELD (INEOS GRENADIERS / USA) +8”
4. Julius JOHANSEN (INTERMARCHE – CIRCUS – WANTY / DEN) +10”
5. Kaden GROVES (ALPECIN-DECEUNINCK / AUS) +11”
6. Samuel GAZE (ALPECIN-DECEUNINCK / NZL) +11”
7. Hugo PAGE (INTERMARCHE – CIRCUS – WANTY / FRA) +12”
8. Marius MAYRHOFER (TEAM DSM / GER) +13”
9. Corbin STRONG (ISRAEL PREMIER TECH / NZL) +13”
10. Jannik STEIMLE (SOUDAL QUICK-STEP / GER) +13”
(©SprintCycling)
