ＵＣＩワールドツアーのクラシック・ブルージュ～ドパンヌ2023でフィリプセンが初優勝
ＵＣＩワールドツアーの１戦である第47回クラシック・ブルージュ～ドパンヌが、3月22日にベルギー北部西フランダース州で開催され、地元ベルギーのヤスペル・フィリプセン（アルペシン・ドゥクーニンク）が、４選手でのゴールスプリントを制して初優勝した。
■地元ベルギーのフィリプセンが４人でのゴールスプリントを制して初優勝した (©SprintCycling)
2位はオランダのオラフ・コーイ（ユンボ・ヴィスマ）、3位はベルギーのイヴ・ランパールト（スーダル・クイックステップ）だった。
■北海沿岸の干拓地に吹き荒れた強風がレース展開に影響した (©SprintCycling)
西フランダース州の州都ブルージュからスタートし、北海沿岸のドパンヌで1周48kmのローカルラップを3周するコースは、海抜より4m低い干拓地『ド・ムーレン』に吹き荒れる強風がキーポイントになった。
気温は12℃と低くはなかったが、ベルギーのクラシックを象徴する雨と風のレースになり、集団は幾度も分断し、ゴールまで残り62kmで18人が先行した。そこにスーダル・クイックステップは、ランパールトとファビオ・ヤコブセンを含めた４選手を送り込んでいたが、フィリプセン、コーイ、ディラン・フルーネウェーヘン（チームジェイコ・アルウラー）、アルノー・デマール（グルパマ・ＦＤＪ）、パスカル・アッカーマン（ＵＡＥチーム・エミレーツ）も生き残っていた。
しかし、最終周回のド・ムーレンでフィリップセンがアタックし、ランパールト、コーイ、フレデリク・フリゾン（ロット・デスティニー）だけが付いて行く事ができた。ゴールまで残り9kmで、4人のタイム差は26秒になっていた。
4人はそのまま逃げ切り、ドパンヌの街中で競われたゴールスプリントはフラム・ルージュ通過後、最初にフリゾンが仕掛けたが成功せず、200mからのスパートでフィリプセンが圧勝した。
■左から2位のコーイ、初優勝したフィリプセン、3位のランパールト (©SprintCycling)
第47回クラシック・ブルージュ～ドパンヌ 結果
［3月22日／ＵＣＩワールドツアー／ベルギー／211km］
1. PHILIPSEN Jasper (ALPECIN-DECEUNINCK / BEL) 4:38:52
2. KOOIJ Olav (JUMBO-VISMA / NED)
3. LAMPAERT Yves (SOUDAL QUICK-STEP / BEL)
4. FRISON Frederik (LOTTO – DSTNY / BEL) +0:01
5. JAKOBSEN Fabio (SOUDAL QUICK-STEP / NED) +0:21
6. RICKAERT Jonas (ALPECIN-DECEUNINCK / BEL) +0:21
7. BEULLENS Cedric (LOTTO – DSTNY / BEL) +0:21
8. EDVARDSEN-FREDHEIM Stian (UNO-X PRO CYCLING TEAM / NOR) +0:21
9. MOLANO BENAVIDES Juan Sebastian (UAE TEAM EMIRATES / COL) +0:21
10. VAN DEN BERG Marijn (EF EDUCATION – EASYPOST / NED) +0:21
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