UCIワールドツアーのドワールス・ドール・ブラーンデレン2023はラポルトが初優勝

  • photo ©SprintCycling

UCIワールドツアーのドワールス・ドール・ブラーンデレン(フランダース横断レース)が、3月29日にベルギー北部フランダース地方で開催され、フランスのクリストフ・ラポルト(ユンボ・ヴィスマ)が残り4kmを独走で逃げ切って初優勝した。
 

Dwars

■ラポルトが残り4kmを独走で逃げ切って初優勝した (©SprintCycling)

 
2位は15秒遅れでスペインのオイエル・ラスカノ(モビスターチーム)、3位は米国のニールソン・パウレス(EFエデュケーション・イージーポスト)だった。
 

Dwars

■左から2位のラスカノ、初優勝したラポルト、3位のパウレス (©SprintCycling)

 
第77回大会はUCIワールドチーム18チームとUCIプロチーム7チームの合計25チームが参加。ディフェンディングチャンピオンのマテュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)や、ウァウト・ヴァンアールト(ユンボ・ヴィスマ)、タデイ・ポガチャル(UAEチーム・エミレーツ)は参加しなかった。

序盤に形成された6人の逃げには、ベテランのアレクサンダー・クリストフ(ウノエックス プロサイクリングチーム)が加わっていた。ゴールまで残り53kmのクノックトベルフ・トリユーの坂で、集団からティシュ・ベノート(ユンボ・ヴィスマ)がアタックし、8人の追走グループが形成された。ここにラポルトも加わっていた。

先頭の逃げは次第に小さくなり、残り28kmでクリストフとラスカノの2人になっていた。追走グループはゴールまで残り6kmで2人を吸収し、ロット・デスティニーやチームジェイコ・アルウラーが引く集団とのタイム差は26秒だった。
 

Dwars

■ベテランのクリストフ(右)が序盤から逃げ続けた (©SprintCycling)

 
10人になった先頭グループから最初にアタックしたのはミゲル・ホノレ(EFエデュケーション・イージーポスト)だったが、ベノートがそれを許さなかった。そこから残り4kmでラポルトが単独でアタックし、牽制が始まったグループはその逃げを許してしまった。

パウレスとラスカノが遅れて追撃に出たが、3日前にヘント~ウェヴェルヘム(UCIワールドツアー)で優勝して絶好調のラポルトを捕らえる事はできなかった。ラポルトはそのまま逃げ切り、初優勝を果たした。追走の2人は後続グループからかろうじて逃げ切り、表彰台に上がる事ができた。

 
■第77回ドワールス・ドール・ブラーンデレン(フランダース横断レース)結果

[3月29日/ルースラール〜ワレヘム(ベルギー)/UCIワールドツアー/183.5km]
1. LAPORTE Christophe (JUMBO-VISMA / FRA) 4:06:20
2. LAZKANO LOPEZ Oier (MOVISTAR TEAM / ESP) +00:15
3. POWLESS Neilson (EF EDUCATION – EASYPOST / USA) +00:15
4. PHILIPSEN Jasper (ALPECIN-DECEUNINCK / BEL) +00:15
5. PEDERSEN Mads (TREK – SEGAFREDO / DEN) +00:15
6. DE LIE Arnaud (LOTTO DSTNY / BEL) +00:15
7. BALLERINI Davide (SOUDAL QUICK-STEP / ITA) +00:15
8. PASQUALON Andrea (BAHRAIN VICTORIOUS / ITA) +00:15
9. LE GAC Olivier (GROUPAMA – FDJ / FRA) +00:15
10. POLITT Nils (BORA – HANSGROHE / GER) +00:15

ドワールス・ドール・ブラーンデレン公式サイト

2023サイクルロードレース選手名鑑UCIワールドチーム&プロチーム 全36チームのデータを完全掲載!