ツアー・オブ・ジャパン2023は4年ぶりの8日間ステージレース、16チームが参戦
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3月30日、国内最大級のUCIレースでアジアツアー2.1カテゴリーに設定されているツアー・オブ・ジャパン2023について、TOJ公式YouTubeライブ配信にてオンライン記者発表が行われた。
コロナ禍に入ってから短縮開催が続いていたが、今年は4年ぶりに8日間開催に戻ることとなる。
開催日程は、5月21日(日)から28日(日)の8日間。出場チームは、海外6チーム、国内10チームの全16チームを予定している。
なお、全ステージYouTubeでのライブ配信を予定している。
出場予定チーム
海外チーム
・トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム(マレーシア)
・アルマティ・アスタナ・モータース(カザフスタン)
・トリニティ・レーシング(イギリス)
・ソフェル・サヴィーニ・デュー・オムズ(ルーマニア)
・EFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチーム(アメリカ)
・グローバル・シックス・サイクリング(ニュージーランド)
国内チーム
・JCLチーム右京
・キナンレーシングチーム
・宇都宮ブリッツェン
・マトリックスパワータグ
・シマノレーシング
・愛三工業レーシングチーム
・チームブリヂストンサイクリング
・ヴィクトワール広島
・スパークルおおいた
・さいたま那須サンブレイブ
・さいたま那須サンブレイブ
ステージ詳細
8日間の総走行距離は、722.3㎞。総獲得標高1万232mとなる。
第1ステージ 【堺】
5/21(日)13:35
大仙公園周回コース
2.6㎞(個人タイムトライアル)
獲得標高 = 10m
第2ステージ 【京都】
5/22(月)9:45
普賢寺ふれいあいの駅→けいはんなプラザ周回コース
<パレード6.6㎞> + <2.8㎞ + 16.8㎞ x 6周 = 103.6㎞>
獲得標高 = 1,836m
第3ステージ 【いなべ】
5/23(火)9:30
阿下喜駅前→下野尻交差点→いなべ市梅林公園周回コース
<パレード3.1㎞> + <8.6㎞ + 14.8㎞ x 8周 = 127.0㎞>
獲得標高 = 1,650m
第4ステージ 【美濃】
5/24(水)9:15
旧今井家住宅前→横越→美濃和紙の里会館前周回コース
<パレード4.0㎞> + <11.3㎞ + 21.0㎞ x 6周 = 137.3㎞>
獲得標高 = 1,218m
第5ステージ 【信州飯田】
5/25(木)10:00
下久堅小学校グラウンド前→下久堅周回コース→下久堅小学校グラウンド前
<パレード1.7㎞> + <10.8㎞ + 12.2㎞ x 9周 + 0.3㎞ = 120.9㎞>
獲得標高 = 2,580m
第6ステージ 【富士山】
5/26(金)11:00
道の駅すばしり→ふじあざみライン→富士山須走口5合目
11.4㎞(一斉スタートヒルクライム)
獲得標高 = 1,160m
第7ステージ 【相模原】
5/27(土)8:50
橋本公園→旧小倉橋→串川橋→鳥居原ふれあいの館前周回コース
<パレード4.8㎞> + <10.9㎞ + 13.8㎞ x 7周 = 107.5㎞>
獲得標高 = 1,728m
第8ステージ 【東京】
5/28(日)11:00
大井埠頭周回コース
<パレード3.8㎞> + <7.0㎞ x 16周 = 112.0㎞>
獲得標高 = 50m
RTAとの提携
また、今回はツール・ド・フランスを目指すタレント発掘プロジェクト、「ロード・トゥ・ラヴニールプロジェクト(RTA)」との提携を行うことも発表された。各ステージの地域でのロードレースの魅力発信、自転車トレーニングの全スポーツへの有効性の訴求などを行う予定だ。
会見の後半には、「日本から世界的な選手を輩出するための国内レースのあるべき姿」というテーマで栗村修とRTA主催の浅田顕とのトークが展開された。
現状、国内で勝ったからといってそのまま世界へのステップとなるようなレースは存在しない。だが、TOJに関しては、「評価を得られる一番可能性がある大会かなと思っています」と浅田は話す。
また、RTAでまず目指していくU23の登竜門と言われるツール・ド・ラヴニールでも現状だとやはりヨーロッパ主体となっており、主催者側も”世界にはもっとタレントがいるはずだ”と訴えているそうだ。
浅田の話によると、TOJというレースが、たとえばラヴニールのアジア予選に相当する大会にしていくのはどうか、というアイディアもあるとのこと。
選手の育成・強化だけにとどまらず、日本のレースの存在価値を高めていくことも今後は必要となるはず。浅田は、TOJ2023の東京ステージのアンバサダーを務め、そのステージの解説も行う予定だ。
■ツアー・オブ・ジャパン2023公式サイト
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2022TOJ総括 コロナ禍収束第一歩での現在地
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