新城「ランダが総合2位を守って良かった」イツリア・バスク・カントリー2023 最終ステージ

スペイン・バスク地方で開催された『イツリア・バスクカントリー2023(バスク一周)』最終日の第6ステージは、短い急こう配激坂が繰り返されるお馴染みのコース。137.8kmと距離は短いものの、スタートして10km地点の3級山岳に始まり、25km地点の1級山岳を越え、すぐに2級山岳。そして中盤の1級山岳クラベリンでは最大勾配17%の激坂、その後も3級、1級3級と7カ所の山岳ポイントが設けられているため、総合逆転にかけるチームが序盤の山岳から激しい動きを見せる。

集団は分断され、またすぐに山岳に入るので、後ろに取り残されたら復帰するのが難しい状況で、山岳を越えるたびに集団の人数がふるいにかけられていくサバイバルレースとなった。総合2位に着けているバーレーン・ヴィクトリアスのミケル・ランダも果敢に攻める走りを見せるが、最後はリーダージャージのヨーナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)が異次元の強さを見せ、独走優勝。ランダはトップから1分12秒遅れの総合2位となった。新城幸也はリタイアしている。

イツリア・バスクカントリー2023 第6ステージ 新城幸也

総合2位を守ったエースのミケル・ランダ(スペイン)と新城 Photo:Miwa IIJIMA

イツリア・バスクカントリー2023 第6ステージ 新城幸也

1級山岳クラベリンを越えていく新城 Photo:Miwa IIJIMA

 

新城幸也のコメント:
「総合逆転はできずだったが、ランダが総合2位を守ったのは良かった。今週もランダのパフォーマンスは素晴らしかった。

今日は自分は何もできず仕舞いだった。最初の1級で集団から遅れてしまい、集団に復帰することはできなかった。毎年、最終日はほぼ同じコースなのだが、攻略できていない…。1週間は今となれば、あっという間だったけど、やっぱりバスクは1年で1番キツイレースだと思う(苦笑)

追い込み過ぎたので…しっかりリカバリーして次のレースに備えます。」

 

☆Race公式サイト
Itzulia 2023 — Itzulia Basque Country