ブイトラゴ3位、新城「役目は果たせたと思う」リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2023
新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)は4月23日(日)、ベルギー南部のワロンヌ地域で開催されたUCIワールドツアー1dayレース「Liège – Bastogne – Liège(リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2023)』に出場した。
109回の歴史あるこのレースは「モニュメント」と呼ばれる世界5大クラシックの1つで格式あるレース。コースはレース名の通りリエージュからバストーニュまで南下、11ヵ所の丘を越えながらリエージュに戻ってフィニッシュする獲得標高差4,191mにも達する258.1km。
チームは直前のアルデンヌクラシックの1つ、フレーシュ・ワロンヌで3位に入っているミケル・ランダ(スペイン)、2016年のこのレースの優勝者ウァウテル・プールス(オランダ)、モニュメントのひとつ、ミラノ~サンレモ2022年の覇者マテイ・モホリッチ(スロベニア)など強力なメンバーで臨んだ。
新城の役目は前半からエースのランダをはじめチームを安全に良いポジションで運び、中盤の丘ではエースたちが先頭付近で上り始められるようお膳立てするという仕事。11ヵ所ある丘を越えるごとに集団の人数が絞られるサバイバルレースとなり、エースのランダも遅れだすなか、チームの若手サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア)が登坂力を活かし最後まで粘りを見せ、見事モニュメントでの初の3位表彰台に上がった。
この格式あるレース、今大会の最年長出場選手となった新城は途中リタイアしている。
新城幸也のコメント:
「今回は病み上りからのレース復帰でしたが、チームのプランどおりに役目は果たせたと思う。誰もアクシデントに巻き込まれずに、自分の役目である前半パートまで、チームを無事に運ぶことができた。
久し振りのリエージュは最後に走った時とは全く違うレースになっていた。100kmを残して、集団がなくなっているという…
チームとしては23歳の若手のサンティ(サンティアゴ・ブイトラゴ/コロンビア)が3位で表彰台に上がってくれたので、最高な1日となった。これからの良い刺激になった週末でした。」
リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ公式サイト
Official website of Liège-Bastogne-Liège cycling race 2023 (liege-bastogne-liege.be)