ツール・ド・ロマンディ2023でアダム・イェーツが総合初優勝
スイスで開催されていたＵＣＩワールドツアーのツール・ド・ロマンディは、4月30日にジュネーヴがゴールの最終ステージを競い、英国のアダム・イェーツ（ＵＡＥチーム・エミレーツ）が初参加で総合初優勝した。
■左から総合2位のヨーゲンソン、総合初優勝したアダム・イェーツ、総合3位のカルーゾ (©SprintCycling)
総合2位は19秒遅れで米国のマッテーオ・ヨーゲンソン（モビスターチーム）、3位は27秒遅れでイタリアのダミアーノ・カルーゾ（バーレーン・ヴィクトリアス）だった。
イェーツは標高2090mのティヨン頂上がゴールで今大会のクイーンステージだった第4ステージを独走で制し、前日の個人タイムトライアルで優勝して総合首位になっていたチームメートのフアン・アユソ（ＵＡＥチーム・エミレーツ）から総合リーダージャージを引き継いだ。
■クイーンステージを独走で制したアダム・イェーツ (©SprintCycling)
最終ステージは集団ゴールスプリントになり、コロンビアのフェルナンド・ガビリア（モビスターチーム）が圧勝した。彼は5月6日に開幕するジロ・デ・イタリア（ＵＣＩワールドツアー）への参加を予定している。
■総合初優勝したアダム・イェーツのコメント
「まず最初に、チームメイトたちに大きな感謝の言葉を言いたい。今日は彼らがレースを完璧にコントロールしてくれたので、このレースで我々が勝ったのは彼らのおかげだ。区間２勝と総合優勝で、我々にとって完璧な１週間だったから、これ以上を望む事はできない。今は休む時で、それから次の目標に向けて準備するよ」
■最終日の集団ゴールスプリントはガビリアが勝った (photo : Getty Sport / Movistar Team)
■第76回ツール・ド・ロマンディ 個人総合最終成績
［4月25日～30日／ＵＣＩワールドツアー／スイス］
1. YATES Adam Richard (UAE TEAM EMIRATES / GBR) 17:12:42
2. JORGENSON Matteo (MOVISTAR TEAM / USA) +19
3. CARUSO Damiano (BAHRAIN VICTORIOUS / ITA) +27
4. POOLE Max (TEAM DSM / GBR) +38
5. PINOT Thibaut (GROUPAMA – FDJ / FRA) +41
6. UIJTDEBROEKS Cian (BORA – HANSGROHE / BEL) +1:21
7. BARDET Romain (TEAM DSM / FRA) +1:28
8. BERNAL GOMEZ Egan Arley (INEOS GRENADIERS / COL) +1:53
9. DUNBAR Edward (TEAM JAYCO ALULA / IRL) +1:53
10. MAJKA Rafal (UAE TEAM EMIRATES / POL
［各ステージの優勝者］
■プロローグ ：ČERNÝ Josef (SOUDAL QUICK-STEP / CZE)
■第１ステージ：VERNON Ethan (SOUDAL QUICK-STEP / GBR)
■第２ステージ：HAYTER Ethan (INEOS GRENADIERS / GBR)
■第３ステージ：AYUSO PESQUERA Juan (UAE TEAM EMIRATES / ESP)
■第４ステージ：YATES Adam Richard (UAE TEAM EMIRATES / GBR)
■第５ステージ：GAVIRIA RENDON Fernando (MOVISTAR TEAM / COL)
［各賞］
■ポイント賞：HAYTER Ethan (INEOS GRENADIERS / GBR)
■新人賞：JORGENSON Matteo (MOVISTAR TEAM / USA)
■山岳賞：BERNARD Julien (TREK – SEGAFREDO / FRA)
