ジロ・デ・イタリア2023開幕 初日個人TTはエヴェネプールが優勝
2023年シーズン最初のグランツールとなる第106回ジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)が、5月6日にイタリア中部のアブルッツォ地方で開幕した。
初日はフォッサチェーズィア・マリーナからオルトーナまでの19.6kmで、トラボッキ海岸沿いの自転車道を走る個人タイムトライアルを競い、ベルギーTTチャンピオンでもあるロード世界チャンピオンのレムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ)が平均時速55.2 km/hの高速タイムで区間初優勝し、マリア・ローザに初めて袖を通した。
23歳のエヴェネプールは、ジロで区間優勝した50人目のベルギー選手になった。彼はポイント賞のマリア・チクラミーノと、新人賞のマリア・ビアンカも獲得した。
区間2位は22秒差でイタリアTTチャンピオンのフィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアズ)、3位は29秒差でポルトガルのジョアン・アルメイダ(UAEチーム・エミレーツ)だった。優勝候補の1人であるスロベニアのプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)は、エヴェネプールに43秒差の区間6位だった。
■区間初優勝したマリア・ローザを獲得したエヴェネプールのコメント
「超幸せだ。我々が初日に得られる最高の結果だ。勝つには21分30秒のタイムが必要だと言っていて、21分18秒でやり遂げた。常に同じギヤで、正しいリズムを持っていると最初から感じていた。最初の1週間は安全を確保し、次のタイムトライアルのために可能な限りエネルギーを節約したい」
■第1ステージ結果
[5月6日/フォッサチェーズィア・マリーナ~オルトーナ/19.6 km]
1. EVENEPOEL Remco (SOUDAL QUICK-STEP / BEL) 00:21:18 (55.2 km/h)
2. GANNA Filippo (INEOS GRENADIERS / ITA) +0:22
3. ALMEIDA Joao Pedro (UAE TEAM EMIRATES / POR) +0:29
4. GEOGHEGAN HART Tao (INEOS GRENADIERS / GBR) +0:40
5. KÜNG Stefan (GROUPAMA – FDJ / SUI) +0:43
6. ROGLIC Primoz (JUMBO-VISMA / SLO) +0:43
7. VINE Jay (UAE TEAM EMIRATES / AUS) +0:46
8. MCNULTY Brandon (UAE TEAM EMIRATES / USA) +0:48
9. THOMAS Geraint (INEOS GRENADIERS / GBR) +0:55
10. VLASOV Aleksandr (BORA – HANSGROHE / RUS) +0:55
90. ARASHIRO Yukiya (BAHRAIN VICTORIOUS / JPN) +2:33
■第1ステージの総合成績(マリア・ローザ)
1. EVENEPOEL Remco (SOUDAL QUICK-STEP / BEL) 00:21:18
2. GANNA Filippo (INEOS GRENADIERS / ITA) +0:22
3. ALMEIDA Joao Pedro (UAE TEAM EMIRATES / POR) +0:29
4. GEOGHEGAN HART Tao (INEOS GRENADIERS / GBR) +0:40
5. KÜNG Stefan (GROUPAMA – FDJ / SUI) +0:43
6. ROGLIC Primoz (JUMBO-VISMA / SLO) +0:43
7. VINE Jay (UAE TEAM EMIRATES / AUS) +0:46
8. MCNULTY Brandon (UAE TEAM EMIRATES / USA) +0:48
9. THOMAS Geraint (INEOS GRENADIERS / GBR) +0:55
10. VLASOV Aleksandr (BORA – HANSGROHE / RUS) +0:55
90. ARASHIRO Yukiya (BAHRAIN VICTORIOUS / JPN) +2:33
[各賞]
■ポイント賞(マリア・チクラミーノ):EVENEPOEL Remco (SOUDAL QUICK-STEP / BEL)
(※第2ステージは GANNA Filippo (INEOS GRENADIERS / ITA) が着用)
■山岳賞(マリア・アッズーラ):GEOGHEGAN HART Tao (INEOS GRENADIERS / GBR)
■新人賞(マリア・ビアンカ):EVENEPOEL Remco (SOUDAL QUICK-STEP / BEL)
(※第2ステージは MCNULTY Brandon (UAE TEAM EMIRATES / USA) が着用)
第2ステージはスプリント区間
5月7日はテーラモからサン・サルヴォまでの202kmで、スプリンター向きの第2ステージが行われる。