ツアー・オブ・ジャパン2023 第1ステージ堺 トリニティのスプリンター ランパーティが勝利
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ツアー・オブ・ジャパンに8日間のレースが4年ぶりに帰ってきた。
大阪府堺市で行われた第1ステージは、大阪府堺市都市緑化センター横をスタートし、大仙公園を1周する2.6㎞のほぼ平坦のショートタイムトライアルだ。
まずはクリテリウムで顔見世
午前中には、タイムトライアルのコースを10周する堺国際クリテリウムが行われ、序盤からトリニティ・レーシングがコントロールする中、最後の周で先頭に出たマトリックスパワータグから、ゲオルギオス・バグラスが集団スプリントを制し、勝利を飾った。
第1ステージ堺のタイムトライアル
今大会は1チームあたりの出走者は6人で16チームが出場。タイムトライアルは、6組に分けられて行われた。13時35分からいよいよ第一走者がスタートしていった。
第1組目でトップタイムを出したのは、ファーガス・ブラウニング(トリニティ・レーシング)。早速3分10秒台を切るタイムを出してみせた。
次の組では、橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)が3分9秒台で首位に立つと、次の組では記録が抜かれることはなく、4組目でカーター・ベトルス(ヴィクトワール広島)が0.3秒上回った。
同じ組で、ベンジャミ・プラデス(JCLチーム右京)が3分8秒台を出したが、5組目のリアム・ジョンストン(トリニティ・レーシング)がさらに3分7秒台に記録を上塗り。
このステージを勝ったことがある岡篤志(JCLチーム右京)が5組目の最終走者として走ったが、3分8秒台でジョンストンには届かず、その時点で2位。
最終組、最後から5人目のルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング)が中間計測地点をトップで通過すると、そのままフィニッシュに飛び込み、唯一3分6秒台で走り切った。
ランパーティは、残り4人に抜かれることなく、第1ステージでの優勝を決めた。
優勝したランパーティは、試走は特に行っておらず、「今朝のクリテリウムが試走のようなものだった」と話す。堺国際クリテリウムでも3位という結果を残したスプリンターであり、今シーズン、ヨーロッパでのUCIレースでも既に4勝を挙げている。
「少し自信はあったけど、タイムトライアルがすごく得意なわけではないので、いい結果が出たと思う」と、ランパーティは語る。
明日以降については、こう話した。
「もちろんグリーンジャージを着られたことはうれしいけれど、もしかしたら明日は、最終的にグリーンジャージを手に入れることはできないかもしれない。もし明日、グリーンジャージを諦めたとしても、僕らにとっては問題はない。リーダージャージを着ると一番前で(集団牽引をして)走らなきゃいけないし、明日はそれを守りきるんだというような走りをするつもりはないよ。
今後、ステージが進んでいくにつれて、自分じゃなくても他のチームメイトがステージでいい結果を残せればいいなと思う」
明日の京都ステージは9時45分からレーススタート。
中継はこちらから。
ツアー・オブ・ジャパン 第1ステージ 堺 リザルト
1位 ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング) 3分6秒34
2位 リアム・ジョンストン(トリニティ・レーシング) +1秒48
3位 岡篤志(JCLチーム右京) +1秒70
総合順位
1位 ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング) 3分6秒34
2位 リアム・ジョンストン(トリニティ・レーシング) +1秒
3位 岡篤志(JCLチーム右京) +2秒
ポイント賞(ブルージャージ)
ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング)
新人賞(ホワイトジャージ)
ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング)
堺国際クリテリウム リザルト
1位 ゲオルギオス・バグラス(マトリックスパワータグ) 34分31秒
2位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) +0秒
3位 ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング) +0秒
ステージ詳細
2022TOJ総括 コロナ禍収束第一歩での現在地