松本佑太12位 2023UCI MTBエリミネーターワールドカップ開幕戦
トルコ・サカリヤで2023年5月21日に開催された「2023年UCI MTBエリミネーターワールドカップサカリヤ大会」。
日本の松本佑太(フカヤレーシング)は1/4ファイナルまで勝ち進むも、ゴール前の転倒によって準決勝への進出を逃し、総合12位に終わった。
2023年シーズンワールドカップ開幕戦の地、トルコ・サカリヤでは前週から不安定な天気が続き、レース当日の雨模様も予測されていたが、迎えたレース日は、強烈な日差しが差す、快晴となった。
男子26名、女子19名、14カ国から集まった選手達がスタートラインに立つ。各国のナショナルチャンピオンが集う中、日本からは松本佑太1名が参加した。
予選タイムトライアルでは、フランス勢が上位を占める中、現世界チャンピオンのティトアン・ガンイエ(フランス)が9位につける波乱の展開に。松本は18位で決勝トーナメントに進む形になった。
直接選手同士がぶつかり合うトーナメントでは、人工セクションによって走りの激しさが増し、チェーンが千切れるアクシデントやチェーンの脱落が発生し、過去のワールドカップ優勝経験のある選手たちが続々とエリミネイトされていった。
その中、ティトアン・ガンイエは勝者の走りにふさわしく、1/8決勝、1/4決勝、準決勝、決勝と各ヒートすべてで1つのミスも犯すことなく、安定した走りを見せ、危なげなく優勝を掴んだ。
松本佑太(フカヤレーシング/東京都昭島市)
総合12位 1/4決勝敗退
「今年のワールドカップ開幕戦。オフシーズンのトレーニングを経て、今自分がどの程度のポジションにいるのかを探りながらも、昨シーズン達成できなかったシングルリザルトを目標に挑みました。
サカリヤのコースは、約2kmで競われるエリミネーター種目で使用されるコースでは数少ない、登坂を多く含むコースで、自分の得意とは言えないレイアウトでした。コースの幅が狭く、抜きどころが少ない事から、昨年のレース内容を参考に戦略的に展開する事に決めました。
自分の第1レースは、タイムトライアル2位、15位、18位の自分の3名。第1コーナーを必ず先頭で入る事を意識し、スタートからのアスファルト区間でスプリントで先頭に出る事ができ、ダウンヒルセクションを経て3人団子のスプリントで2着となり次のレースに駒を進めました。
第2レース(1/4ファイナル)も同じく第1コーナーの先頭通過が決まるも、最終コーナー手前のラダーで自分と3位の選手がチェーンを同時に外すアクシデントが発生。クランクが回らずにコーナーで転倒してしまい、敗退する事になりました。
小さいミスでの敗退となり、非常に悔しいですが、現実的にシングルリザルトが狙える位置で走れたことは次戦以降に繋がっていくと思います。10月の世界選手権(派遣された場合)でのリザルトの為にもひとつずつやれる事を積み上げていきます。
沢山の応援ありがとうございました。引き続き応援宜しくお願い致します」
【UCI MTB Eliminator World Cup #1 Sakarya (TUR) 男子エリート結果】
1位 Titouan Perrin-Ganier フランス
2位 Simon Gegenheimer ドイツ
3位 Quentin Schrotzenberger フランス