バーレーン ヴィクトリアスがチーム総合優勝！新城は5度目のジロ・デ・イタリアを完走
ジョナタン・ミランがマリア・チクラミーノ（ポイント賞）を獲得
ジロ・デ・イタリア2023で3週間の最終日を迎える第21ステージの舞台はローマ。中心地に設定され一周13.6kmの周回コースを6周する平坦な126km。コロッセオなどローマのシンボル的な建造物をめぐるような周回コースで行われた。
第19ステージから体調を崩していたバーレーン ヴィクトリアスのジョナタン・ミランだが、最終日もステージ優勝を狙って、新城幸也らチームメイトが最後の最後まで集団の先頭でポジション取りをしながらミランのスプリントのお膳立てをする。
ミランを守りながら走る新城 Photo：Miwa IIJIMA
ステージ14位となったミランだが、初のグランツール出場で第2ステージの優勝から着用し続けたマリア・チクラミーノを守り切った。
エースのダミアーノ・カルーゾも表彰台まであと一歩の個人総合4位、そして、バーレーン ヴィクトリアスはグランツールでのチーム総合優勝という最高の結果で今年のジロを終えた。
8選手全員がフィニッシュしたチームはバーレーン ヴィクトリアスと、個人総合優勝に輝いたプリモッシュ・ログリッチ（スロベニア）の所属するユンボ・ヴィスマの2チームのみという、今年のジロの過酷さを物語る結果となった。
新城は、最終日を114位でフィニッシュし、総合は125人中123位で16回目のグランツール完走を果たした。これまで新城が出場したすべてのグランツールを完走していることになる。
監督、スタッフもチーム全員で総合1位の表彰台に上がったバーレーン ヴィクトリアス Photo：Miwa IIJIMA
新城幸也のコメント：
「最終日までステージ優勝を目指して走ったことは初めてかもしれない。ローマに来たのも初めてだったが、石畳もありレースに集中していて、全然街並みを楽しむ事ができなかった(苦笑)
最終日の表彰台は格別だった！僕は一度もチーム内で３番手以内でゴールしてないけど、強いチームメイトおかげで、このベストチームの表彰台に上がれて、本当に最高の気分！！
突然出場が決まった16回目のグランツールも無事に走り終える事が出来てホッとしている。今はそれだけしか言葉が見つからないけど、時間がたてばいろいろな思いが出てくるだろうね。
今は疲れたと言うよりは、突然の招集で慌てて家を出てきたので、早く自宅に帰って、預けてきた愛犬を迎えに行くのが楽しみだ。」
最終日のスタート前にマリア・チクラミーノのジョナタン・ミランと新城 Photo：Miwa IIJIMA
ジロ・デ・イタリア公式サイト
Giro d’Italia 2023 | Official site (giroditalia.it)
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