2023ダウンヒルシリーズ第4戦・白馬岩岳MTB PARKは清水一輝が優勝

2023年6月17日(土)、18日(日)のDOWNHILL SERIES 2023 #4 白馬岩岳MTB PARK(長野県)は、第2戦の吉無田高原大会に続き、今シーズンから新たに始まったXCレース「PIST6 presents MTB Challenge」と同時開催された。

参加者のうち、半数以上がDOWNHILL SERIESへもWエントリーし、XCライダーにダウンヒルのスキルアップをしてほしいという同時開催の意義を感じることができた。

2023ダウンヒルシリーズ第4戦・白馬岩岳MTB PARK

木曜日までの梅雨空はどこへやら。金曜日からは晴れ間が広がり、水捌けの良い路面はぐんぐん乾き、土曜日の朝には砂埃が舞うコンディションとなった。

今回使用されたDOWNHILL SERIESのために用意された1.5㎞の特設コースは、選手たちから「極端に言うとコーナーが3つしかない!」とも言わせた直線を繋いだハイスピードなもの。白馬岩岳の常設コースに見られるようなフローなセクションは皆無で、ダウンヒルバイクが必要になるレイアウト、またフィニッシュ直前にはビッグジャンプが設定された。

土曜日の予選は15歳の幾田悠雅(輪娯館)が2分01秒935でトップタイム。同じく15歳の土屋聖眞(カトーサイクル)が2分02秒853と続き若手の勢いを感じる結果となった。

日曜日も快晴。前日の試走でクラッシュが相次いだビッグジャンプは封鎖され、コース変更が行われた。梅雨の晴れ間で気温が上がり、最長で1時間近くにもなったゴンドラ待ちがライダーたちの体力を奪っていく。

午後から始まった決勝には180人が参加。優勝は、1分56秒034を出した清水一輝(TEAM A&F)。5度の全日本チャンピオンを獲得した経験を持つベテランが今シーズン初レースながら圧巻の走りを見せた。2位には0.758秒差の1分56秒758で土屋翔眞が入り、悔しさを滲ませた。3位は金子匠(SPECIALIZED)。

2023ダウンヒルシリーズ第4戦・白馬岩岳MTB PARK

優勝した清水一輝選手

 

昨年を上回る189人の参加者が集まった白馬岩岳MTB PARK大会。
最年少参加者は6歳で、19歳までが84人、20代が23人、30代26人、40代25人、 50代28人、60代3人という内訳であった。大人に混じって、大人と全く同じコースを走り、ライバルと戦う。キッズたちの熱い走りもDOWNHILL SERIESの見どころとなっている。

また、今回は松本情報工科専門学校のスポーツバイシクル学科の生徒20人がインターンとして運営に協力し、受付やコースマーシャルなど各役割に分かれて大会運営の一翼を担った。

ブースはメーカー、ショップ、フィールドなど合わせて17もの出展があり、参加者のメカトラにも対応するなど大会運営を支えてくれた。

次戦は8月26日(土)、27日(日)、北海道函館七飯スノーパークでの開催となるが、 その前に、7月22日(土)、23日(日)に開催される全日本選手権(岐阜県ウイングヒルズ白鳥リゾート)内でJCF未登録者のためのレースを開催する。
エントリー受付中!

 

DOWNHILL SERIES 2023 #4 MTB PARK 白馬岩岳
エリート男子リザルト

1 清水 一輝(TEAM A&F)1:56.034
2 土屋 聖眞(カトーサイクル)+0.758
3 金子 匠(SPECIALIZED)+2.812

決勝 全クラス総合リザルト(参考)

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