2023ダウンヒルシリーズ第3戦・SRAM PARKで田中航太が2連勝!
2023年5月27日(土)、28日(日)、DOWNHILL SERIES 2023 #3 SRAM PARKが開催された。
愛知県瀬戸市にあるスラムパーク瀬戸のコース全長は495m、標高差は約50m。コースのほぼ全てがバームとジャンプで構成されている人工的なコースだ。パーク名の由来となるアメリカ・SRAM社の協力のもとMTBが楽しく走れる場所を目指し、採石場跡地に作られた。
見通しの良いコースであることから、スタート直後から見せ場のセクションまで観客がコース脇にずらりと並んで声援を送る光景がこの会場の大きな特徴。2014年にDOWNHILL SERIESが始まった年から開催していた会場だが、土砂崩れやコロナ禍の影響で今回は5年ぶりの開催となった。そんなスラムパーク大会には140人ものエントリーが集まった。
熱中症が心配になるほどの晴天に恵まれた週末。
予選では、ローカルライダーでもある15歳の土屋翔眞(カトーサイクル/チーム波多野)が2位以下に4.299秒もの差を付ける圧巻の走り。前戦の吉無田高原大会の表彰式でのスピーチで、優勝した田中航太に「スラパでは勝ちます」と宣言した通りの走りを会場の全員に見せつける。
散水してもあっという間に乾いてしまうコンディションでおこなわれた決勝。誰もが土屋聖眞の圧勝と思っていたが、コース中盤でまさかの転倒。観客の悲鳴が上がるなかすぐに立ち上がってリカバリーしたものの、3.935秒及ばず。吉無田高原大会に続いて、17歳の田中航太が2連勝を飾った。
レース後、土屋聖眞は泣き腫らした顔で「勝てるはずだったし、転けるはずがなかった。けど、それがレース。緊張して全体的にとっ散らかってしまった。」と言葉少なに語ってくれた。
田中航太は「聖眞は速すぎて異次元だった」と評しながらも、「勝てるとは思ってなかったけど、これで2連勝。3連勝を目指します。」と次戦・白馬岩岳MTB PARK大会への意気込みを語った。
次戦は6月17日(土)、18日(日)、長野県白馬岩岳MTBパークで開催される。
DOWNHILL SERIES 2023 #3 SRAM PARK
#3 SRAM PARK エリート男子リザルト
1 田中 航太(東京都)56.080
2 山川 瑠偉(チーム波多野)+1.205
3 浅野 善亮(CIVREL Homies)+2.044
決勝 全クラス総合リザルト(参考)
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