日本自転車競技連盟が主催する「第40回 全日本自転車競技選手権 BMXレーシング」が2023年7月2日（日）、昨年に引き続き大阪府堺市大泉緑地サイクルどろんこ広場にて開催された。

チャンピオンシップ（エリートなど）とチャレンジレベルをあわせ、過去最多の330人を超える参加者が集結。 梅雨時期の開催となったため、前日まで続いた降雨の影響により大会1日目のオフィシャルプラクティスはキャンセルとなり、レース日のみの開催の中、タイトル争いが繰り広げられた。

男子エリート・増田優一 (#98)

女子エリート・畠山紗英 (#85)

日本チャンピオンをかけて争われたチャンピオンシップレベルでは、最高峰カテゴリーとなる男子エリートにて、昨年のUnder23カテゴリーの覇者であり、先週末開催されたワールドカップシリーズでもU23にて準優勝を獲得している増田優一が、エリートカテゴリーの前年度チャンピオン島田遼、昨年のU23世界選手権3位の中井飛馬を抑え、自身初となるエリートカテゴリーのチャンピオンに輝いた。

女子は前回覇者の丹野夏波を、東京オリンピック代表である畠山紗英がすべてのレースを1位でフィニッシュし抑え、ジュニアタイトル以来となる全日本チャンピオンを勝ち取った。増田同様、エリートでは初のタイトルとなる。 昨年より新設されたUnder23カテゴリーは、男子はクラッシュが相次ぐなか、庄司佳真が初タイトルを獲得した。

エリートと混走にて行われた女子は、地元大阪の野村凪沙が、昨年に続き2年連続のタイトルを獲得した。

ジュニアカテゴリーは、フランスを拠点として活動続けている木内彪凱が、地元大阪勢を抑えて2年連続にて優勝。 女子は浅見渚が初のジュニアタイトル獲得となった。 その他チャレンジカテゴリーでは男女合計21カテゴリーが行われ、新たな日本チャンピオンが生まれた。

＜大会リザルト＞

男子エリート
優勝：増田 優一（大阪体育大学）
2位：中井 飛馬（MONGOOSE / XLARGE）
3位：島田 遼（GAN Trigger）

女子エリート
優勝：畠山 紗英
2位：丹野 夏波（弱虫ペダルサイクリングチーム）
3位：瀬古 遥加（iRC Tire）

男子Under23
優勝：庄司 佳真（日本体育大学）
2位：中林 凌大（日本体育大学）
3位：早川 敦哉

女子Under23
優勝：野村 凪沙（Ace Rece Australia Factory Team）
2位：西村 寧々花（大阪体育大学 / GAN Trigger）
3位：岡本 彩桜（バンピーパス）

男子ジュニア
優勝：木内 彪凱（日本体育大学 / Sarrians BMX）
2位：北川 晃久（Deux Roues Elite Team）
3位：狩峰 颯太郎（Deux Roues Elite Team）

女子ジュニア
優勝：浅見 渚（モトクロスインターナショナル）

第40回 全日本自転車競技選手権 BMXレーシング
開催日程：2023年7月1日（土）〜7月2日（日）
開催地：大阪府堺市・大泉緑地サイクルどろんこ広場
実施種目：BMX レーシング（チャンピオンシップレベル，チャレンジレベル）