2023UCI MTBエリミネーターワールドカップ第3戦 地元ドイツチャンピオンのクラウスマンが優勝 松本は20位
ミュンヘンの西側に車で2時間ほどの場所にある街アーレン(Aalen)で、2023年7月15日に開催された「2023年 UCI MTB エリミネーター ワールドカップ第3戦」。
街中をMTBが疾走する、ダイナミックな人工セクションが多く配置されるコースで、現ドイツチャンピオンのフェリックス・クラウスマン(ドイツ)とリア・シュリーファー(ドイツ)の地元ドイツ勢が男女エリートをそれぞれ制している。日本から参戦した松本佑太(FUKAYA RACING)は20位に終わっている。
開催地アーレンは2021年男子世界チャンピオンであるサイモン・ゲーゲンハイマーや現ドイツ女子チャンピオンのマリオン・フロンバーガーの拠点を置く場所ということもあり、毎年盛り上がる大会として有名だ。今年は過去最高の観客動員数となり、延べ5万人の来場があったと地元紙は報じた。
多彩なジャンプセクションをあしらったコースは街中を走る選手たちをひときわ輝かせた。12カ国37人がエントリーした男子エリートの優勝候補は、ワールドカップ連覇中のティトアン・ペリ・ガンエィ(フランス)、昨年本コースで優勝したサイモン・ゲーゲンハイマーの2人。両選手ともに1/8決勝を突破。すると雨が降り出し、転倒が続出。決勝にはフェリックス・クラウスマン(ドイツ)、ティトアン・ペリ・ガンエィ(フランス)、サイモン・ゲーゲンハイマー、キリアン・ドマンジョン(フランス)の4人が進んだ。スタートからフェリックスがスタートから主導権を握り、2位以下を引き離し、独走での優勝となった。
女子エリートは優勝候補の世界チャンピオンのガイア・トルメイナ(イタリア)や地元選手マリオン・フロンバーガー(ドイツ)を抑えリア・シュリーファー(ドイツ)が優勝した。
日本から参戦した松本佑太(FUKAYA RACING)は予選23位、1/8決勝敗退の総合20位となった。「技術面での不足は解消できたので、フィジカルトレーニングを集中して10月の世界選手権で結果を残したい」とSNSに綴っている。
【UCI MTB Eliminator World Cup #3 Aalen(GER)男子エリート結果】
1位 Felix Klausmann ドイツ
2位 Titouan Perrin-Ganier フランス
3位 Killian Demangeon フランス