BMXフリースタイルパーク・中村輪夢4位 2023UCI世界選
『2023UCI自転車世界選手権大会』イギリス・グラスゴー大会5日目(DAY-5)の2023年8月7日(月)、男子フリースタイルパーク決勝が予選の上位24人で争われた。
前年優勝の中村輪夢は91.87ポイントで全体の4位、2連覇とはならなかった。15歳の小澤楓は74.20ポイント、自己最高の15位で大会を終えた。
今回の世界選手権は自転車全種目がグラスゴーで同時開催されるなか、BMXフリースタイル・パークは8/5~7 の3日間に大会が行われた。今大会には男子66人、女子30人が出場。初日から降雨による中断と再開を繰り返し、男子エリート予選は日を跨いでの開催に。当初予定していた準決勝は行わず、決勝は予選上位24人で開催された。
そんななか、力を見せたのが男子エリート中村輪夢と15歳の小澤楓。
中村は、予選から大幅なスケジュール変更を耐え抜いて力を発揮し、2位で予選通過。続く決勝では今大会のために用意した新技「720(セブントゥエンティー)タックノーハンド to ターンダウン」(横に2 回転しながら、両手を離しハンドルをひねる技)を披露。1本目のランではクリーンな着地ができず体力を温存する形で2本目に備え、スコアは38.00。
続く2本目では、自身のラン直前で降雨による中断があったが、新技をクリーンにメイクし91.87ポイントをマーク。結果、惜しくも表彰台は逃したが、メダルを射程圏内に捉えて4位で大会を終えた。 一方の小澤楓は、自身2度目の出場となる世界選手権で、前回の29位(予選敗退)を上回る結果を目指し、力を爆発させる。高さのある技とクリーンな着地で予選を21位で通過すると、決勝1本目では「バックフリップテールウィップto バースピン」や「バースピンto ウォールタップto バースピン」、2本目では「ダブルバースピンto バーバック」と、3つの新技で技術の高さとオリジナリティを表現。会場を大いに沸かせ74.20ポイントで15位となり、国際大会自身最高順位で大会を終えた。
なお小澤は現在15歳(2007年9月7日生まれ)で、決勝出場者24人の中で最年少であった(他選手は18歳~38歳)。
男子BMXフリースタイルパーク(決勝)
1位 REILLY Kieran(イギリス)95.80ポイント
2位 MARTIN Logan(オーストリア)95.30ポイント
3位 BRUCE Nick(アメリカ)93.90ポイント
4位 中村輪夢(日本) 91.87ポイント
15位 小澤楓(日本)74.20ポイント
DAY-6(8月8日)日本代表の参戦スケジュール
・BMX
フリースタイルフラットランド(男子予選・女子予選)
・トラック
男子マディソン(決勝)、女子ポイントレース(決勝)、男子ケイリン(1回戦)、女子スプリント(2回戦、準々決勝)
2023UCI自転車世界選手権大会
開催期間:2023年8月3日〜13日
開催地:イギリス・グラスゴー
https://www.cyclingworldchamps.com/