ベーマー・サイクラシックス2023で新城幸也37位

2023年8月20日(日)ドイツ北部の港湾都市ハンブルクで開催されたUCIワールドツアーのワンデーレース『BEMER Cyclassics(ベーマー ・サイクラシック)2023』に新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)が出場した。

今大会はドイツの国際サイクル月間に合わせて開催されるドイツ最大のワンデーレースで、例年 平坦基調のコースであるため『スプリンターの祭典』などと言われている。

ハンブルクを発着とする205.6kmの勝負のカギとなるのは、3周する周回コースに設定されているヴァーゼベルグ(700m/平均9.7% 最大勾配15%)の丘。ここでペースアップを図るチームの攻撃により、次々とピュアスプリンターが脱落するなか、新城はチームの位置取りをしなから1周目をこなし、2周目にポジションを下げるものの、終盤は50人ほどに絞られた集団に残る。

フィニッシュまで10kmを切るとチームのエーススプリンター、地元ドイツのニキアス・アルントのために集団の前方にポジションを上げ、スプリントに備えたが、残念ながらチームの連携がうまくいかずアルントは25位に終わり、新城はトップと同タイムの集団スプリントを37位で無事にフィニッシュしている。

ベーマー・サイクラシックス2023 新城幸也

周回の丘をこなしていく新城 Photo:Cor Vos

ベーマー・サイクラシックス2023 新城幸也

この集団スプリントの中、新城は37位でフィニッシュ Photo:Cor Vos

 

新城幸也のコメント:
「今日のレースは獲得標高は少ないが、急坂を含む道幅の狭い周回や、コース上で工事区間があったり、大都市の中心地がフィニッシュなので位置取りが重要なレースだった。

狭い急勾配の登り区間を3回通過するのだが、自分の役割は先ず1回目の上りをチームで良いポジションで通過すること。これは難なくこなせたが、一度ポジションを下げてしまったら、道幅いっぱいに広がった集団で前に出ることが困難で、2周回の上り区間を耐えるだけになってしまった。

結局ゴールスプリントとなったが、チームとしてまとまる事ができずに、終わってしまった。久し振りのハイペースレースでの位置取り合戦に苦戦したが、落車も多発する中、無事にフィニッシュできて良かった。来週からのドイツツアーに向けて、 再始動した感じだね!」

レース公式サイト
BEMER Cyclassics Hamburg | Home | 20. August 2023 (cyclassics-hamburg.de)

新城の次の出場レースは2023年8月23日~26日までドイツ・デュッセルドルフで開催されるプロツアー・ステージレース『38th Deutschland Tour(2.Pro)ドイツツアー』となる。