あなたの街のシマノサービスセンター~岩手・SASASOUBIKES
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シマノ製品のサービス拠点となる自転車ショップが「シマノサービスセンター(SSC)」だ。その、全国各地のSSCをシリーズとして紹介していこう。今回は岩手県盛岡市にある「SASASOUBIKES(ササソウバイクス)」だ。
他店から紹介を受けるほどの豊富なパーツ在庫
盛岡駅から約1km。毎年100万人以上の観光客が訪れる盛岡さんさ踊りが開催される中央通り沿いにSASASOUBIKIESはある。
佐々宗(ささそう)の名がこの地で知られるようになったのは店長の曽祖父の代からだ。祖父が開いた「佐々宗輪店」は自転車をはじめモーターサイクルの販売修理も手がけていた。30年ほど前に3代目代表取締役兼店長の佐々木茂知さんが店を継ぎ、2014年に盛岡市内にあった2店舗を統合するかたちで店舗を建て替え「SASASOUBIKES」と店名を変えた。
取り扱いの主力はロードバイクだが、地域に根づいた自転車店としてクロスバイクやマウンテンバイク、シティサイクルや子ども用自転車なども幅広く取り扱っている。客は岩手県内全域をはじめ青森や秋田からもやってくる。昔からのつながりや客同士による紹介での来店も多い。
SASASOUBIKESには「SSS」というショップチームがあり、日曜日はトレーニング志向の「朝練」、土曜日は遅い人に合わせる「ノービンディングの会」という走行会がある。実は、店長は2014年と2018年に地元で開催された大会の「きたかみ夏油高原ヒルクライム」の年代別部門で表彰台に上がったこともある実力者だ。店長自身もお客さんと一緒に走りながらポジションやパーツに関するアドバイスをしているという。
SASASOUBIKESのここがポイント!〜素早いメール返信で距離のハードルを越える
店長の佐々木茂知さんにSSCになった理由とお店としてこだわっているポイントについて聞いてみた。
「以前、遠方の自転車ショップから“ササソウさんにならパーツがあるはず!”と紹介を受けたサイクリストが来店したことがあります。シマノ部品の在庫は県内一だと自負していますし、大抵のトラブルには対応できると思います。
私はもともとシマノ部品が好きなんです。小さい部品も取り寄せやすく、それは費用や時間の面でお客様の負担を減らすことにもつながります。供給性の良さやシステムの分かりやすさ、互換性についても明確で整備がしやすい点も魅力的だと感じています。だからこそ、SSCになりました」と佐々木さん。
「お客様に自転車を販売する際は、フィッティングの知識も生かしお客様の体に合うサイズを見きわめて提案することに注力しています。また、愛車に長く乗っていただくために、パーツに緩みがないかのチェックを含め入念に整備をしています。チェーンなどの消耗パーツについては、“まだいけるかな”というところまで消耗を許容するのではなく、快適に・安全に走れるよう最適なタイミングでの交換を提案してさしあげることを心がけています。
それからもう一つ心がけているのは、お客様からのメールへの迅速な返信です。岩手県は本州で一番面積が広く、お店に頻繁に足を運ぶのが難しいお客様も多いです。特にそうした距離的なハードルを抱えた方でも、連絡が取りやすいようにすることを重視しているためです」。
客の声に親身に応える佐々木さんの姿勢が、SASASOUBIKESに寄せられる信頼の深さにつながっているのだと感じた。ぜひ訪れてみてほしい。
シマノサービスセンターとは?
シマノ製品のサービス拠点としての役割を果たす自転車ショップ。専門技術・知識を持つプロが常駐し、バイク購入の相談から購入後のメンテナンスまで安心して任せられる。他店購入の自転車の持ち込みがOKなのも特徴だ。詳しくは、『シマノユーザー必見! シマノサービスセンターって知ってる!?』の記事をチェックしよう。