アソスプロショップ名古屋がカトーサイクル内にオープン

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アソスプロショップ名古屋

スイスの高級サイクリングアパレルブランド「アソス」の製品をフルラインナップで扱う「アソスプロショップ名古屋」が5月10日、愛知県名古屋市の「カトーサイクル」内にオープンした。日本では4店舗目、東海地方初のアソスプロショップで、日本のプロショップでは初めて女性スタッフが“常駐”する店舗となる。

東海地方初のアソスプロショップ

アソスプロショップ名古屋は、カトーサイクルの2階にあるウェア売り場を改装したショップインショップの形をとっている。階段の踊り場にアソスのブランドロゴとアソスプロショップ名古屋のロゴが掲示され、階段のステップにもアソスプロショップであることを示すペイントが描かれている。

アソスプロショップ名古屋は、日本のアソスプロショップとしては初めて、女性スタッフが“常駐”する店舗でもある。切り盛りするのは、カトーサイクルのストアマネジャーの羽田野千晶さん。基本的にプロショップに平日の10時から18時ごろまでと祝日に常駐し、アソスの製品選びのアドバイスや季節に応じたレイヤリングの提案などを行う。それ以外の日時でも、事前に日程を相談の上、ショップでアソスの製品に関する相談に応じるという。

羽田野さんは自らもアソス製品のヘビーユーザー。ユーザー目線と豊富な商品知識をベースに、サイクリストのレベルに応じて的確なアドバイスを行ってくれる。現在アソスのアンバサダーを務める筧五郎さんも、羽田野さんのすすめでアソスの製品を使うようになったという。

売り場はこれまで白基調だった壁を黒くし、アソスの黒い棚やショーケースなどの什器をしつらえた。海外や国内のアソスプロショップにも通じるデザインだ。羽田野さんによると、展示は従来と比べてラインナップを見せることを重視しているという。これまではできるだけ各モデル各サイズ展示することを重視していたそうで、それに比べるとゆったりとしたディスプレイになった印象だ。

アソスプロショップ名古屋

アソスの専用什器が整然と並ぶ店内。メンズ、レディースとも主要モデルがカラーバリエーションを含めフルラインナップで展示される

羽田野千晶さん

アソスプロショップ名古屋を切り盛りするカトーサイクルのストアマネジャー・羽田野千晶さん。日本のアソスプロショップとしては初めての“常駐”の女性スタッフで、自身もアソスのヘビーユーザーだ

アソスのショーツのパッド

アソスのショーツ各モデルのパッドを展示。モデルによって違いがあることをわかりやすく見せる

テープカット

オープン当日の朝、羽田野さんとアソスアンバサダーの筧五郎さんが開店セレモニーでテープカットを行った

地元に愛される“カトサイ”らしさとアソスの世界観を両立

カトーサイクルと言えば、地元で“カトサイ”と呼ばれて名古屋に根付いたサイクルショップだ。また、オールドパーツから最新モデルまで、様々なブランドの幅広い商品を扱い、その豊富な在庫とマニアックな品ぞろえは全国の自転車愛好家の間でも有名だ。

同店ではこれまでもアソスのウェアを扱ってきており、東海地方では屈指の品ぞろえを誇ってきた。そのため、アソスの輸入代理店・ダイアテックからもアソスのフラッグシップストアとして認定されていた。今回アソスプロショップ名古屋が同店内にオープンしたことで、様々なブランドの製品が豊富に店頭に並び、店頭で実物を見ることができるという“カトサイ”の魅力に加え、サイクルウェアコーナーにサイクリングアパレルのハイブランド・アソスの世界観が加わり、一つの店舗の中に共存している。地元に愛されるカトサイらしさという本質は変わらない。

同店には昔からアソスの愛用者が多く、その多くがリピーターだという。
「アソスはこれまでも当店が自信を持ってオススメするウェアブランドのひとつでありましたし、私も個人的に愛用するオススメのブランドでもありました。アソスプロショップとなって、それにふさわしいお店にしていきたいという思いは強く、これまでの愛用者だけでなく、アソスのフルラインナップを気軽に試していただけるお店としてより多くの方に知っていただきたいです」
と羽田野さんはアソスプロショップの今後の展開について意気込みを語る。そのために試着にも力を入れていきたいという。

「アソス=高いというイメージが先行しがちですが、実はスタンダードモデルは高機能なのにリーズナブルなんです。アソスはサイクリングウェアをファッションアイテムではなくエキップメントと呼んでいて、機能性をとても重視しています。試着していただければその良さが分かっていただけると思うので、気軽に来店して試着していただきたいです」
と羽田野さん。

また、筧さんは自身の体験から次のように語る。
「2年前にアソスのショーツを初めてはいたとき、パッドがあるべきところにしっくりと収まって、ライド中もずれないことに感動したんです。この感動体験は、僕の自転車人生の中では電動変速Di2を初めて使ったときぐらい衝撃的でした。アソスの良さは、はいてみて初めて分かるので、ぜひショップで試着してみてください!」

ソックスなどの小物類

ソックスなどの小物類もカラーバリエーションが分かるように展示されている

夏物ベースレイヤー

夏物のベースレイヤーも、ベーシックな半袖タイプと、より暑い時期に着ることを想定したノースリーブタイプとでは異なる生地を採用しているという。「こうした細かいこだわりがあらゆるアイテムにあります。これがアソスの製品はファッションアイテムではなくてエキップメント(装備)と言われるゆえんです」と羽田野さん

夏物長袖ジャージ

2024サマーシーズンは半袖だけでなく、長袖ジャージもラインナップ。長袖ジャージは、日焼けを防ぎたいというサイクリストにおすすめという

ショーツ

最新モデルのS11世代のプレミアムモデル・エキップRSショーツやスタンダードモデル・ミレGTOショーツの全サイズを試着できる態勢が整っている

シャーミークリーム

シャーミークリームの使い方や効果を説明する羽田野さんの手描きのPOPも

ASSOS PROSHOP NAGOYA
所在地:〒457-0007 名古屋市南区駈上2-8-26 カトーサイクル内
TEL:052-811-3741
営業時間:平日10:00~20:00、日・祝日10:00~19:00
定休日:水曜、第2・第4火曜
駐車場:30台完備