あなたの街のシマノサービスセンター〜広島・キムラじてんしゃ
目次
シマノ製品のサービス拠点となる自転車ショップが「シマノサービスセンター(SSC)」だ。その全国各地のSSCをシリーズとして紹介していこう。今回は広島のショップ「キムラじてんしゃ」だ。
目の前を大きな川が流れる開放的な雰囲気の老舗
キムラじてんしゃの外観。大きな3階建てのビルだ。目の前は対岸から撮影するのが難しいほど大きな瀬野川が流れている
キムラじてんしゃの店内の様子。ここは2階で、スポーツ自転車のフロアとなっている
SSCコーナーの様子
キムラじてんしゃは広島市の東に隣接する安芸郡海田町にあり、お店の目の前を瀬野川が流れる。広島駅からは車・電車ともに20分弱で到着する。
キムラじてんしゃは2022年で創業76年を迎える。15年前に現在の店舗に移り、1階は一般自転車、2階はスポーツ自転車と売り場を分けて営業をしている。地域に根差して一般自転車も取り扱いながら、クロスバイク、ロードバイク、パーツやアパレルも豊富に取り扱い、フィッティングサービスの展開や店舗独自でホイール・ステム・サドルのレンタルを行うなど、幅広い客層に対応している。
コロナ禍により現在は自粛しているが、100人規模のサイクリングイベントも定期的に開催している。
キムラじてんしゃのここがポイント！〜ミスを防ぐための“セカンドチェック”
キムラじてんしゃスタッフの皆さん。前列左より新原園華さん、打田愛理さん、畠中文香さん、後列左から代表の木村元和さん、メカニックの松浦勇樹さん。女性スタッフが多く華やかだ
3代目店主の木村元和さんに、SSCになった理由と日頃ショップとして取り組んでいることについて聞いてみた。
「SSCになったのは、ここ数年で意識していた“見える化”の一環です。SSCの役割の一つである他店購入の自転車の整備や修理はもともと行っていたものの、SSCになることで“当店は他店購入の自転車でも大丈夫ですよ”お客様に対して見える化を図り、より店の間口を広げたいという思いがありました。
また、SSCになることによって店舗としてのサービス向上につなげるモチベーションにしたいとも思っています」と木村さん。
と、取材時店頭に“セカンドチェック待ち”という札が掲げられたバイクがあったのでそれについて質問してみると……「当店では、完成車の組み立ての際に100％の状態を目指して作業に取り組んでいますが、人間が作業することだから絶対にミスがないとは言えません。そのミスを防ぐために、組み立て作業を行なったスタッフが作業完了後に1度チェックし、その後改めて別のスタッフが2度目のチェックをすることで、ヒューマンエラーを防いでいるんです」。
これは驚きだ。経験の浅いスタッフを指導する意味合いで組んだバイクをベテランのスタッフがチェックすることはあるが、こうしたダブルチェック体制を敷いているのは珍しいことだと思う。完璧な整備を目指すためのショップとしてのこだわりがかいま見られた。
ショップの公式ウェブサイトを拝見すると、トップページに「広島エリアNo.1の満足度を目指します」と掲げられている。実際に訪れてみると、なるほど納得なショップだった。ぜひ近い地域に住んでいる人は、一度訪れてみてほしい。
なお、キムラじてんしゃはSSCでのメールでの来店予約が可能となっている。こちらも利用してみると良いだろう（詳しくは下の項目から）。
シマノサービスセンターとは？
シマノ製品のサービス拠点としての役割を果たす自転車ショップ。専門技術・知識を持つプロが常駐し、バイク購入の相談から購入後のメンテナンスまで安心して任せられる。他店購入の自転車の持ち込みがOKなのも特徴だ。詳しくは、『シマノユーザー必見！ シマノサービスセンターって知ってる!?』の記事をチェックしよう。
