あなたの街のシマノサービスセンター〜群馬・サイクルショップタキザワ
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シマノ製品のサービス拠点となる自転車専門店が「シマノサービスセンター(SSC)」だ。その、全国各地のSSCをシリーズとして紹介していこう。今回は群馬県前橋市にある「サイクルショップタキザワ」だ。
“タキザワスタイル”で営業
サイクルショップタキザワは、群馬県外の人にも知られているのではないかと思われる。自転車系ネット通販のさきがけ的存在であり、全国各地のレースイベントなどでブース出展し、パーツ販売などを行っているためである。
特にツウな自転車乗りに有名なのが、「タキザワカタログ」だ。ずらりとタキザワで扱っている自転車・パーツ類が掲載された分厚いカタログで、「TC(タキザワサイクル)価格」という表記がものすごいインパクトを醸し出している(なお、2023年からは完全にWEBカタログに移行するそうだ)。「今でも“タキザワスタイル”で営業してますよ!」と笑顔で話すのは、店長の渡辺将大(わたなべ まさひろ)さんだ。
ショップでは一般自転車からさまざまなスポーツ自転車を扱っており客の層も幅広いが、競輪選手と高校・大学の自転車競技部の学生の客が多いのが一つの特徴だ。トラックパーツが多く並べられていることにその特徴が表れている。「とはいえ、どこで購入したどんな自転車でも何でも持ち込みウェルカムです。できうる限りのご対応をしています」と渡辺さん。
また、オリジナルブランドの「HARP(ハープ)」を持っており、他にバッグ類や細かなパーツ類のプライベートブランド品を展開する。
サイクルショップタキザワのここがポイント!〜スピード感を最重視
店長の渡辺さんに、SSCに加入した理由とショップとして大切にしているポイントを聞いた。
「シマノ部品は長年取り扱ってきた経緯がありますし、これからもそのパーツ供給は欠かせないものです。いち早くシマノに関する最新の情報を入手したいですし、お店を運営するうえで欠かせないパートナーとして考えており、今後の期待を込めてシマノサービスセンターとなりました。
ショップとして重視しているのは、スピード感です。特に学生選手については、もう本当に“待てない”んです。今持っている自転車が壊れたらもう練習できないし、通学できないという状況になってしまいます。
また、それは一般のサイクリストのお客様でも同じですよね。修理で持ち込んで“入院一週間です”と言われたら、つらい。できるなら次の休日でのライドに間に合わせたい、次のレースに間に合わせたいと思うのが心情です。ですから、できる限り週末を挟まないように平日のうちに作業を仕上げるなど、お客様のスケジュールも重視して、とにかくスピード感を重視して修理することを心がけています。それは新車の納車にしても同じです。
あとは、お客様とがっちりパートナーシップを組むぞ!というような過度な接客はしていないので、お客様も気軽にスーパーに寄るような感覚でふらっと立ち寄れる店なのもポイントでしょうか。そういうお客様は多いですよ。僕自身、居心地の良いお店なんです」。
最後に冗談めいたことを言った渡辺さんだったが、頼りになりそうな、そして気軽に立ち寄れる落ち着いた雰囲気のお店だった。
シマノサービスセンターとは?
シマノ製品のサービス拠点としての役割を果たす自転車ショップ。専門技術・知識を持つプロが常駐し、バイク購入の相談から購入後のメンテナンスまで安心して任せられる。他店購入の自転車の持ち込みがOKなのも特徴だ。詳しくは、『シマノユーザー必見! シマノサービスセンターって知ってる!?』の記事をチェックしよう。