あなたの街のシマノサービスセンター〜鳥取県・サイクルショップ フクハマ本店
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シマノ製品のサービス拠点となる自転車専門店が「シマノサービスセンター(SSC)」だ。その、全国各地のSSCをシリーズとして紹介していこう。今回は鳥取県鳥取市にある「サイクルショップ フクハマ本店」だ。
山陰地方随一の充実した品ぞろえ
サイクルショップフクハマは、JR山陰本線・鳥取駅より600m、徒歩10分弱のアクセスの良いところにある。店舗のある鳥取市は有名な鳥取砂丘を有する山陰地方東部の中核都市だ。北側は日本海に面し、ナショナルサイクルルートを目指す「鳥取うみなみロード」にすぐアクセスできる。中国山地に囲まれた盆地にあるため周辺にはヒルクライムスポットが多く、サイクリストが走る場所には事欠かない。
創業は昭和23年。現在の社長である福濱和男さんが2代目を務める、歴史ある自転車ショップだ。「かつては光風自転車などを取り扱っていた」と和男さんは懐かしそうに話す。現在はロードバイクの販売がメインだが、小径車やマウンテンバイクなどのスポーツ自転車をはじめ、電動アシスト自転車や子供用自転車、それらに関するパーツやアイテムを幅広く取り扱っている。地域のニーズに応えてきた街の自転車屋さんだ。
お客さんの層も幅広い。スポーツ自転車に関しては、ホビーライダーにとどまらず競技者からの信頼も厚い。鳥取県で自転車競技をしている高校生はほぼ全員がフクハマに愛車のメンテナンスを任せているという。お客さんは鳥取県内だけでなく、松山や姫路、出雲や松江など他県の遠方からもやってくる。
サイクルショップ フクハマ本店のここがポイント!〜修行を積んだメカニックによるダブルチェック
シマノサービスセンターに加入した理由と、ふだんからこだわっていること・大切にしていることについて、和男さんに尋ねた。
「もともと他店で購入した自転車であってもメンテナンスを断らないというスタンスでここまでやってきました。そこはシマノサービスセンターの考えと合致していました。自転車専門店の看板を掲げている以上、たとえ他店購入の方でもメカトラブルがあって修理してほしいと駆け込んできたとしたら、その方の自転車を直さないというわけにはいきません。そうした思いを持って日々の仕事に当たっています。そうした経緯・思いがあり、シマノサービスセンターになりました」と和男さん。
「ふだんから心がけていることは、新車の組み立てもメンテナンスのときも、必ずお客様に自転車をお渡しする前に複数のメカニックでダブルチェックを行うことです。この作業によって、より安全性を確保し、お客様に安心してご乗車いただけるようにしています」。
最終チェックの担当は社長の息子でありメカニックも行う福濱竜治さんが務めている。かつて竜治さんは埼玉県のブリヂストンスクールで専門知識を身につけた。山本さんは東京都のサイクルデザイン専門学校で腕を磨いた経験がある。店外で修行を積んだメカニック達がそれぞれの視点をもってダブルチェックをしてくれるのは大変心強い。
地域に根付き、自転車に関わる全般を請け負ってきた老舗、サイクルショップフクハマは、修行を積んだ若きメカニック達に支えられていた。山陰地域にお住まいの方はぜひ尋ねてみてはいかがだろうか。
シマノサービスセンターとは?
シマノ製品のサービス拠点としての役割を果たす自転車ショップ。専門技術・知識を持つプロが常駐し、バイク購入の相談から購入後のメンテナンスまで安心して任せられる。他店購入の自転車の持ち込みがOKなのも特徴だ。詳しくは、『シマノユーザー必見! シマノサービスセンターって知ってる!?』の記事をチェックしよう。