ビアンキ・スペシャリッシマ コンプ 空力性能もまとったオールラウンダー
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目の前のバイクは、まるでエアロロードのような出で立ち。しかし、ビアンキの説明によると、スペシャリッシマが軽量オールラウンダーであることには変わりはないという。空力性能も追加して戦闘力をアップしたというのが概要だ。
エアロもまとったオールラウンダー
空気抵抗低減で重要になるフレーム前側にボリュームを集中し、シートステーとチェーンステーをぐっと細身にすることでトータルの重量を抑えている。
トップグレードのRCをトップ選手の出力(距離10km/平均420W)で走った場合の比較になるが、オルトレとスペシャリッシマを比べると、勾配が6.2%を超えると軽さが生きてスペシャリッシマが有利になる。そのポイントがアマチュアライダー(距離10kmを平均250Wで走る)だと勾配4%辺りになるとビアンキは説明する。
このデータだけで、オルトレとの性能差を価格も含めて考えると、RCとプログレードはスペシャリッシマの方が5万円前後安いので、よほどの平地番長でないならスペシャリッシマの満足度の方が高くなりそうだ。逆にコンプグレードはスペシャリッシマの方が5万5000円高く、300gある重量差はリムハイトの違いが影響していそうなので、一番悩みどころなグレードだ。
スペシャリッシマに話を戻そう。3グレードのフレームの形状は共通。つまり空力性能に違いはない。使用されるカーボンが異なり、この違いは重量と踏み込んだときのフレームの反応に違いを生むはず。実際にどうだったかはインプレで。
DETAILS
ビアンキ・スペシャリッシマ コンプ シマノ・105Di2完成車価格/83万6000円
SPEC
フレーム╱カーボン フォーク╱カーボン メインコンポ╱シマノ・105 Di2 R7170 ホイール╱ヴェロマン・パラディウム タイヤ╱ピレリ・Pゼロレース 700×26C ハンドル╱ヴェロマン・エアロコンパクトハンドルバー ステム╱ヴェロマン・AICR対応ステム サドル╱ヴェロマン・ミトラH1 139 シートポスト╱ビアンキ・スペシャリッシマ専用 サイズ╱47、50、53、55、57 カラー╱CK16×グラファイト、グラファイト×ブラック 重量╱7.8kg(サイズ55、ペダルなし)