ガーミン新型サイクルコンピューター「エッジ1050」登場。もはやスマホ!

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ガーミン新型サイクルコンピューター「エッジ1050」登場。もはやスマホ!

Presented by GARMIN JAPAN

アメリカのスマートデバイスブランド、GARMIN(ガーミン)から、新型のサイクルコンピューター「Edge 1050(エッジ1050)」が登場。画面がスマホ並みに美しく鮮明になり、操作性と動作が大幅に向上した。また、いくつか新機能も追加。その詳細をレポートしよう。

ガーミン新型サイクルコンピューター「エッジ1050」登場。もはやスマホ!

 

30秒で分かるショート動画

 

ガーミン・エッジ1050本体の特徴

ガーミン・エッジ1050

ガーミン・エッジ1050 価格:10万9800円(税込)、12万4800円(エッジ1050セット・税込) ※エッジ1050セットは、本体に加えて心拍センサー・スピードセンサー・ケイデンスセンサー等が付属する

 

画面サイズは3.5インチで、既存モデルで最大画面の「エッジ1040」「エッジ1040ソーラー」と同じだ。形状は1040シリーズから変更が加えられている。

エッジ1050とエッジ1040ソーラーを比較

左が新型の「エッジ1050」で右が「エッジ1040ソーラー」

ガーミン・エッジ1050の側面

左側の側面には金属製の物理ボタン(画面オン・オフ、電源操作)が1つ配される。ここは既存モデルと同じだ

ガーミン・エッジ1050の側面

下端側面には金属製の物理ボタンが2つ設けられる。左側はラップ操作、右側はアクティビティのタイマー開始/停止操作のボタンで、ここも既存モデルと同じ。上端側面にはガーミンロゴが配される

ガーミン・エッジ1050のマウント

マウント部分は交換が可能となっている

ガーミン・エッジ1050の給電ポート

下端側面中央のカバーを開けるとUSB Type-Cポートが設けられている。ここで給電とPCとのデータ通信を行うことができる

ガーミン・エッジ1050の内蔵スピーカー

裏側には新たにスピーカーを内蔵した。音質が向上し、ナビゲーションで音声案内ができるようになった。さらに、新たにベルを鳴らす機能も追加されている

ガーミン・エッジ1050のサイズ感

手で持ってみると“小ぶりなスマホ”というサイズ感だ

 

バッテリーの持続時間は最大20時間だ。

 

最大の特徴はスマホ並みの画質とタッチ反応&動作性能の良さ

ガーミン・エッジ1050の液晶画面

画質は480×800ピクセルで、サイクルコンピューターとは思えないほど画面は鮮やかで非常にきれいだ。また、CPUが大幅にアップデートされているため、タッチの反応と動作性能もエッジ1040シリーズに比較するとかなり向上していると感じられる。非常に直感的に操作でき、かつサクサクと動いてくれる。

特にその恩恵が大きいのはマップ画面だ。ピンチアウト・ピンチインしてマップを拡大したり縮小したり、コースの先をスクロールして確認したりなど、スマホで地図アプリを確認するのに迫る直感的操作が可能となっている。

実際に画面をいろいろと動かしてみた下の動画もチェックしてみてほしい。

 

マップ関連機能がより充実

新規で追加された機能に加え、従来からの機能でもより便利になったものがいくつかある。

 

サイクルコンピューター上でのコース作成がよりしやすくなった

サイクルコンピューターの画面上でコースを作ることは既存モデルのエッジ1040、840シリーズでも可能だったが、エッジ1050では専用アプリ「ガーミンコネクト」で作成するコースと同様の感覚でサクサクとコースを引けるようになった。下の動画でその様子をチェックしよう。

 

スマホのマップアプリから行きたいポイントを指示できる機能「ピンドロップナビゲーション」

iOSの「マップ」で使える機能で、iPhoneユーザー(ちなみにiPadでもOKだ)はぜひ試してみたい機能だ。

例えば、ライド中に近くのコンビニをiPhoneのマップアプリで探したとする。見つけたコンビニにピンドロップしてそれをエッジ1050に送信する操作をすると、そのままその地点(コンビニ)までのナビゲーションを開始することができる。従来はマップアプリで見つけた地点の住所をサイクルコンピューター側に打ち込んで・・・といった操作が必要だったが、これを使えばそうしたわずらわしいことをしないで済む。

使い方は次のとおり。専用アプリ「ガーミンコネクト」をあらかじめiPhoneにインストールし、サイクルコンピューターとペアリングしておく。マップアプリで行きたいポイントをタップし、表示された「共有マーク」をさらにタップする。あとは、共有先としてガーミンコネクトを選択し、送信するサイクルコンピューターを選択するだけとシンプルだ。

なお、この機能はエッジ1040、840シリーズでも可能となっている。

 

危険箇所の共有機能

ガーミン・エッジ1050の危険箇所機能

例えば大きな穴が空いている、障害物がある、動物(考えたくはないが熊が出た、鹿が飛び出してきたなど)、滑りやすい路面など、危険箇所があった場合にその地点をユーザー全体でマップ内で共有できる機能が追加された。ナビしているとき、コース上で危険箇所に遭遇した場合は警告表示を出してもくれる。

ライドの安全をサイクリスト同士で高め合っていくことに貢献する、ユニークで便利な機能と言える。

 

ヒルクライム中に仲間の位置が確認できるリーダーボードや仲間と競い合える機能が追加

ガーミン・エッジ1050のグループライド機能

photo:GARMIN

グループライドをより楽しく安全にしてくれる“コミュニケーション機能”がさらに充実した。

まず、グループライド機能によって坂道を走行中に仲間の位置が確認可能となる、リーダーボードと呼ばれる機能が追加された。また、設定された上り区間で仲間同士でタイムアタックなどが楽しめ、表彰が送られる機能も搭載した。これならきつい上り坂もゲーム感覚でクリアできる。

※エッジ1050どうしで利用可能。

 

トレーニング画面もより見やすくなった

マップ関連機能だけでなく、トレーニング機能もアップデートがなされている。

ガーミン・エッジ1050の向上したトレーニング機能

「パワーガイド」を例にした表示画面イメージ。マップに対して数値やグラフの表示面積をスマホ感覚で調整できるようになった photo:GARMIN

 

ストラバと連携した人気機能「ライブセグメント」、上り区間におけるペース管理に役立つ「クライムプロ」、走るコースの最適なパワー配分が分かる「パワーガイド」の機能は、ユーザーインターフェイスが改善され、画面をスクロールして表示部分の調整ができるようになった。これによって、よりトレーニング中にデータ画面が確認しやすくなっている。

 

ついにタッチ決済が可能に!

ガーミンペイ

photo:GARMIN

 

VISAタッチが利用できる「ガーミンペイ」が使えるようになった。これまではガーミンのウォッチ製品でのみ使える機能だったが、ついにサイクルコンピューターでもタッチ決済ができる時代がやってきたのだ。

財布を持たずにサイクルコンピューター一つで立ち寄ったコンビニで買い物をする、なんてことが可能になる。

※対応銀行との連携が必要となる。

 

全てがガーミン製品で完結する「エコシステム」がより強固に

ガーミン・サイクルエコシステム

©GARMIN

 

今回のエッジ1050の登場によって、ガーミンが提唱する「ガーミン・サイクル エコシステム」がより充実したものになったと感じられる。

アウトドアにおけるサイクリングアクティビティでは、トレーニングガイドやナビゲーションシステムとしてのエッジシリーズ、ライドの安全性を高めるスマートライト/リヤレーダー(テールランプも兼ねる)としてのバリアシリーズ、パワーメーターとしてのラリーシリーズ、心拍計&ウェアラブル端末としてのガーミンウォッチシリーズが我々をサポートする。

そして、インドアサイクリングではタックスのスマートトレーナーがあり、さらにはガーミンウォッチシリーズは24時間自分の体調を管理するコンディショニングにも活用できる。

我々サイクリストにとって“ライフタイムナビゲーター”としての存在も高めつつあるガーミン。今後もその動向からは目が離せない。