日本人に170mmは長すぎる!? ショートクランクのすすめ 有料記事
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多くのロードバイク完成車に初期で搭載されている170mmのクランク。何となく皆さん使っているだろうが、今一度見直しをしてみたい。実は、大多数の日本人にそれは長すぎるかもしれないのだ!
あのポガチャルも165mmの短いクランクを使っている!?
「ショートクランク」についてはここ数年で何回か取り上げてきた。またか、と思った人もいるかもしれない。 しかし、今は時代が変わった。これまでは体格の小さな一部の人だけのものと考えられるようなきらいがあったが、そうではなくなった。グランツールで総合優勝するような、手脚の長い世界のトップ選手までもが採用するようになったのだ。 「170mmという日本で手に入る完成車によく搭載されているクランク長は、欧米だと172.5mmですが、これまでは単にメーカーの製造上の都合で入れられてきた経緯があると思います」と、ピークスコーチンググループジャパンの中田尚志コーチは指摘する。 「世界のトップ選手でも、長年のペダリング運動の習熟からその長さを使ってきたのだと思われますが、そこへ今になって科学的なメスが入ってきたのです。短いクランクにした方がメリットが大きいと、世界の最先端を行く人々も注目し始めているんです。そんな中で、やはり欧米人に比べてまったく体格が異なる日本人の多くにとって、170mmというのは長すぎる可能性が高いと思います。今一度、本企画を通じてそれを見直してみてほしいのです」。 これはあなたの走りを改善させるいい機会。さぁ、学ぼう。
クランクが長すぎるとどんな問題が出る?
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