アミノバイタル®️全日本最速店長選手権2024はサイクルフリーダム・岩佐店長がスプリントを制して勝利

2024全日本最速店長選手権 リザルト

20241023日、千葉県成田市の下総運動公園内サイクルロードにて第13回全日本最速店長選手権が開催され、 壮絶なまでに繰り返されたアタックの中、岩佐昭一店長(サイクルフリーダム)が巧みな戦略と勝負強さでスプリントを制し、2度目の最速店長の栄冠をその手にした。

 

2024全日本最速店長選手権 リザルト

 

2011年から開催され、今年で13回目を迎えるサイクルスポーツの名物企画「全日本最速店長選手権」。サイクルショップ店長たちが、全日本最速店長の栄冠を求めて走る、店長たちだけのレースである。

これまでに、東京五輪ロードレース会場ともなった富士スピードウェイを始めとする様々なサーキットで開催されてきたこのレースは、今回も昨年に続き下総運動公園内のコースを舞台とする。

レーススタートの13時は気温24℃。走るにはちょうどいい気候である。ただ雲行きは危うく、天気予報では「午後には雨が降る」と言われ、風も強くはないが少々不安定だ。1.5kmのコースを50周回する全行程75km

 

2024全日本最速店長選手権 リザルト

スタートの瞬間にむけて、集中力を高めていく各店長

2024全日本最速店長選手権 リザルト

編集長中島が、レース前にあいさつさせていただいた

 

スタート直後から10周目ぐらいまで集団の先頭は目まぐるしく変わる。同じコースで行われた昨年の最速店長選手権が、2人の逃げ切りで決まったのが鮮烈に記憶に残る。その勝ち筋をつかむべく、逃げを決めたい店長たちが果敢にアタックする。だが逃げを許す雰囲気は全くない。

レースも中盤ほどになると、風も強くなってきた。上りでの向かい風が吹くことも多く逃げはますます難しくなる。その中でも、脚に自信のある店長たちが、自分の長所を最大に活かすべく動いていく。

 

2024全日本最速店長選手権 リザルト

伸びたり縮んだりを繰り返す集団

2024全日本最速店長選手権 リザルト

ズイフト版全日本最速店長の覇者、遠藤 健太店長(サイクルワークス Fin’s)は、この日のキーマンの一人だ

 

絶対的な展開が決まらないままアタックが繰り返されるが、残り15周ほどとなったところで少し強めの雨が降り出す。濡れ始めたコースに全体のスピードが一旦緩む。

この雨はすぐに止み、そこから終盤に向かう争いがまた活性化する。ここで先頭に出てきたのが、普久原奨店長(Cycleshop Ashiviva)、山本敬店長(ケーケー山本自転車店)、野中秀樹店長(コーダーブルームショップ稲城店)といった面々。だがこれらも集団のスピードの高さに全て吸収されていく。

 

2024全日本最速店長選手権 リザルト

途中、ざーっと降った雨でぬれた路面を行く集団

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単騎で逃げを打つ普久原奨店長(Cycleshop Ashiviva)

2024全日本最速店長選手権 リザルト

終始積極的な動きを見せた山本敬店長(ケーケー山本自転車店)

2024全日本最速店長選手権 リザルト

先に開催されたシクロクロス店長選手権を制覇したばかりの野中秀樹店長(コーダーブルームショップ稲城店)も、積極的に動く

 

残り5周、いよいよ終盤の局面で、小南舘純店長(GROVE鎌倉 )がアタック。集団はこれを潰すことなく、フィニッシュスプリントに向けて備えている。小南舘店長は3周回を先頭で走り、ついに残り2周、集団は最終局面に向かって速度を上げ、長く伸びていく。

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残り5周で小南舘純店長(GROVE鎌倉 )がアタック

2024全日本最速店長選手権 リザルト

毎年レースを面白くしてくれる中尾峻店長(Bicicletta SHIDO 沖縄店)

 

最終周回、先頭で逃げる2人の店長を集団が伸びながら追う。3つに割れた集団の中から、脚を溜め続けた熟練店長たちがそろった第3集団が、フィニッシュ500mほど前で、フィニッシュに向けてけん制し速度が落ちた前の店長たち全てを飲み込み、一つの塊となる。

そしてラスト200m、フィニッシュへ伸びる上りの中でスプリントが開始、その中から伸びたのは岩佐店長。2位以降とは僅差ながらも、明らかに先行できる速度で走り切り、フィニッシュライン前では両手を挙げての美しい勝利を飾った。

 

2024全日本最速店長選手権 リザルト

最終ラップに向けて気を吐く井上 大我店長(サイクルぴっとイノウエ 刈谷店)

 

2024全日本最速店長選手権 リザルト

 

10年ぶりです!」が、最速店長の称号を2度目に手にした岩佐店長の最初の言葉だった。その後のインタビューでは、こう続けた。

「残り200m、かなり強い向かい風の中でのスプリントなので、前の人がかけるタイミングで自分は3番手に行きました。ここで踏んで、伸びなかったら仕方がないかなと思ったんですが、最後にかけた瞬間には『勝てたな』と思いました。最後の20mは、久しぶりに笑ってフィニッシュしました(笑)」

またこの日の岩佐店長は、サイクリストの強い味方であるアミノバイタルⓇをスタート1時間に摂取し勝負に挑んだという。「アミノバイタルⓇは高品質なサプリメントで、強い選手たちが使っているという印象が強いですね。今日も1時間前にアミノバイタルⓇプロを飲んでから走りました。それがしっかり効いたのではないかと思っています」。

 

2024全日本最速店長選手権 リザルト

最速店長の称号を再び手にした岩佐店長(中央左)と、ポイント賞を獲得した野中店長(中央右)。表彰式のプレゼンターはウルトラマントライアスロンのフィニッシャーmizuさん(左)、ユーチューバーのけんたさん(右)

 

アミノバイタルⓇプレゼンツ 13回全日本最速店長選手権

開催日:20241023日(水)

開催場所:千葉県成田市・下総運動公園 フレンドリーパーク(1.5km×50周)

 

【リザルト】
1. 岩佐昭一 (サイクルフリーダム)1:51:25.387
2. 遠藤 健太(サイクルワークス Fin’s)+00.30
3. 山本敬(ケーケー山本自転車店)+00.60
4. 小西悠貴 (cycle shop Re Belle.)+00.67
5. 涌本正樹 (スクアドラ滋賀守山)+01.64
6. 川﨑智貴 (TBE)+01.83
7. 岩島 啓太(エイジサイクル)+01.87
8. 丸山 厚 (ROND BICYCLE)+01.94
9. 鬼形 明浩(CO2bicycle)+01.97
10. 三上 和志(cyclehouse MIKAMI)+02.00

 

【ポイント賞】
1. 野中秀樹 (コーダーブルームショップ稲城店)16ポイント
2. 井上 大我(サイクルぴっとイノウエ 刈谷店)10ポイント
3. 山本敬(ケーケー山本自転車店)6ポイント

 

【リザルト】

2024全日本最速店長選手権 リザルト

 

第13回全日本最速店長選手権スタートリスト