自転車用ヘルメットの選び方とおすすめ8モデル【2025最新版】
目次
- 1. 「自転車に乗るときはヘルメット」はもう常識です!
- 2. 自転車用ヘルメットを選ぶときのポイントとは?
- 3. 編集部おすすめのヘルメット〜ALPINA BROOKLYN / アルピナ・ブルックリン
- 4. 編集部おすすめのヘルメット〜uvex urban planet / ウベックス・アーバンプラネット
- 5. 編集部おすすめのヘルメット〜Kabuto CANVAS URBAN & CANVAS-SMART / カブト キャンバス・アーバン&キャンバス・スマート
- 6. 編集部おすすめのヘルメット〜SAFETY LABS E-PATH / セーフティ ラブス・イーパス
- 7. 編集部おすすめのヘルメット〜TANIZAWA. AIRBEL/ タニザワドット・エアベル
- 8. 編集部おすすめのヘルメット〜MET ALL ROAD / メット・オールロード
- 9. 編集部おすすめのヘルメット〜LAZER Tonic KinetiCore AF / レイザー・トニック キネティコア AF
- 10. 動画もチェック

クロスバイクやロードバイクなどのスポーツ自転車で通勤・通学、街乗りをする人が増えてきた。そんなシーンにピッタリな自転車用ヘルメットの選び方は? そしておすすめモデルとは? 編集部でまとめてみた。
「自転車に乗るときはヘルメット」はもう常識です!
2023年4月の道路交通法一部改正により、“自転車乗車中にはヘルメットを着用するよう努める義務”が課された。これを受けて自転車用ヘルメットを着用する自転車利用者が増加し、自転車に乗るときにはヘルメットをちゃんとかぶろう、という意識が以前に増して浸透し始めているではないかと思われる。この記事を読んでいるあなたも、その意識を持っている一人だろう。
もちろん、単にルールでそう決められているからというだけではなく、ヘルメットの着用は安全上必須と考えてほしい。警察庁が公表しているデータによると、自転車乗車中の事故で死亡した人のうち、死亡原因の実に半数以上が頭部損傷となっている。

『自転車乗車中死者の人身損傷主部位(致命傷の部位)※令和元年〜令和5年合計』(警察庁ホームページより)
さらに、ヘルメットを着用していなかった場合、着用している場合に比較して自転車乗車中の事故における死亡率が1.9倍に跳ね上がることも、同じく警察庁のデータでは示されているのだ。
自転車に乗るときには必ずヘルメットを着用する! これはもう常識であると捉えてほしい。
自転車用ヘルメットを選ぶときのポイントとは?
ただ、自転車用ヘルメットだったらかぶっていれば何でもいいというわけじゃない。一番大切なのはあなたの頭部にフィットしていることだ。さらに、特にスポーツ自転車で通勤・通学・街乗りをするのなら、「アーバンヘルメット」と呼ばれるタイプをぜひ選びたい。そのポイントを以下にまとめよう。
①一番大切なのはフィット感

自転車用ヘルメットのフィット感を確かめるときのポイント
自転車用ヘルメットにはサイズ展開があり(ワンサイズ展開の場合もある)、まずは自分の頭の大きさに合っているかを確認しよう。ブカブカすぎたり、全然入らないようならNGだ。
次に、サイズが合っているとしても、例えば側頭部が当たって痛くなっていたり、前頭部か後頭部に大きな隙間が開いてしまっていないか確認しよう。実は自転車用ヘルメットは製品やブランドによって形状が異なっており、サイズは合っていてかぶれはしても、こうした問題が出る場合があるのだ。
自分の頭にフィットしないヘルメットをかぶっていると、いざというときに頭を守ってくれないばかりか、例えば一部が当たって痛い状態になってそもそも運転に集中できなくなってしまい危険だ。
②安全性の高さを重視しよう
通勤・通学・街乗りなど、日々の移動として自転車を使う場合、交通量の多い市街地走行シーンが多くなるだろう。よって、安全性がより高いものを選ぶと良い。今回取り上げるアーバンヘルメットと呼ばれるタイプは、一概には言えないが、そうした点を考慮したものが多い。
保護範囲が広い
アーバンヘルメットは後頭部まで広く覆っているなど、保護範囲の広いものが多い傾向にある。そうしたものだとより安心だ。
テールランプ内蔵で被視認性が高い
中にはこうしたタイプもあり、特に夜間でも乗る機会が多い人にとっては後続車へのアピールになり、より安心だろう。内蔵していなくても後付けできるタイプもある。
「回転衝撃」に備えた安全機構がある

「回転衝撃」に備えた機構。写真はレイザーの「キネティコア」
自転車では、もし転倒してしまった場合には地面や障害物などに頭を打ちつける可能性が高い。そのときには「回転衝撃」という斜めからの衝撃が発生する場合があり、それは脳への重大なダメージにつながりやすいと言われている。
そうした回転衝撃を軽減する安全機構を備えているとなお望ましい。代表的なのは「MIPS」という機構で、採用しているヘルメットは多い。中にはそれ以外にブランド独自の回転衝撃に備える安全機構を搭載するものもある。
③通気性も大事
安全性が重要なのはもちろんなのだが、同時に通気性も大切だ。近年は温暖化で暑い時期が長くなっており、そもそも頭部に熱がこもって運転に集中できなくなったり、熱中症にかかってしまっては事故を誘発してしまいかねない。安全性と同時にしっかりと通気性も確保されているものを選びたい。
④さまざまな服装にマッチするか
実は結構重要なポイント。例えばジャケットやスーツ姿で自転車に乗る人なら、あまりにもスポーティで派手なヘルメットだと違和感が出て浮いてしまう。いろいろな服装にマッチし、街に溶け込むようなデザインのものを選べば、どんなシーンでも違和感なく使えるだろう。
⑤その他便利機能を搭載しているか
アーバンヘルメットの場合、バイザーが付属しているものが多い。バイザーはまぶしさを軽減してくれる効果があるのはもちろんだが、特に雨が降ったときにあるのとないのとでは視界が全然違ってくる。通勤で雨でも乗らないといけないことがある人なら、選択肢に入れたい。

photo:SHIFTA
中にはサイクルロックを通せる機構を備えたモデルもあり、これなら駐輪時の利便性が上がる。
編集部おすすめのヘルメット〜ALPINA BROOKLYN / アルピナ・ブルックリン

アルピナ・ブルックリン ●価格:1万2100円 ●カラー:コーヒー/グレイマット(写真のカラー)、ブラックマット、オリーブマット、ブラック/ネオンイエローマット、ムーン/グレイ/ピーチマット、スモーク/ブルーマット ●サイズ:52-57cm、57-61cm ※スモーク/ブルーマットは52-57cmのみ
ニューヨークを象徴する区画の一つであるブルックリンの名を冠し、その名のとおり都市の風景によく合うアーバンヘルメット。丸みを帯びていて洗練されたそのデザインは、どんな服装にもマッチするだろう。

着脱可能で品質の高い布製バイザーが付属する。良好な視界を確保してくれるとともに、ファッショナブルな見た目を演出。カラーによってはここにも差し色が入る

ヘルメット後部にはLEDテールランプを内蔵。後続車からの被視認性を高め、特に夜間の安全性向上に貢献する。ボタンを押すことでパターンをいくつか切り替えられる

あごひもを締めるバックルと呼ばれる部分には「エルゴマティック」という構造を搭載。ボタンプッシュで簡単に外れ、通すときも簡単かつ多段階の締め付け調整ができる
こちらもおすすめ①〜BRIGHTON MIPS / ブライトン ミップス

アルピナ・ブライトン ミップス ●価格:4万9500円 ●カラー:スモーク/グレイマット(写真のカラー)、ブラックマット ●サイズ:55-59cm
前側には白系のヘッドライトが、後ろ側には赤いテールランプが内蔵された、非常にユニークなアーバンヘルメット。テールランプには加速度センサーが内蔵され、減速時にブレーキランプと同様の機能も発揮。ミップス搭載で安全性も高く、夜間も乗ることが多い通勤に最適なアイテムだ。
こちらもおすすめ②〜SOHO / ソーホー

アルピナ・ソーホー ●価格:9900円 ●カラーとサイズ:ホワイトグロス(写真のカラー/51-56cm、55-59cm)、コーヒー/グレイマット(51-56cm、55-59cm)、ブラックマット(51-56cm、55-59cm、59-61cm)、オリーブマット(55-59cm、59-61cm)、ネイビーマット(55-59cm)、ターコイズマット(51-56cm)、パープルマット(51-56cm)
どこか“近未来感”のある個性的なルックス、かつスタイリッシュなフォルムが印象的なヘルメット。カラー展開が豊富で好みの色が見つけやすいのがうれしい。それでいて価格は1万円を切っており、手に入れやすいのも魅力だ。
Brand Info〜ALPINA(アルピナ)について
ドイツのバイエルン州に拠点を置くブランドで、主にスノースポーツ用ヘルメットとアイウェア、自転車用ヘルメットを展開。優れた機能性と高いデザイン性が光る。
編集部おすすめのヘルメット〜uvex urban planet / ウベックス・アーバンプラネット

ウベックス・アーバンプラネット ●価格:1万4300円 ●カラー:ディープスペースマット(写真のカラー)、ジェイドマット、ブラックマット、ホワイトマット、サンビーマット ●サイズ:54-58cm、58-61cm
リサイクルされたバイオベース素材で作られた、製造時の環境負荷が少ない、革新的なアーバンヘルメット。それでいて非常にスタイリッシュで高級感のある作りをしており、手に持ってみた質感も良く、所有欲をも満たしてくれる。

チンストラップ(あごひも)には反射素材が配され、車のライトなどを受けて光り、夜間の被視認性を高めている。なお、uvexのロゴマークにも反射素材が配されている

内側のライナーは頭部からヘルメットを浮かすような構造となっており、通気性を高める効果を発揮。頭部全体を覆うメッシュ構造のため、包み込まれるようなフィット感も演出

先に紹介したアルピナと同じく、ストラップのクロージャーシステムには「モノマティック」を搭載。常にベストな位置での固定が可能で、プッシュ操作で着脱が容易にできる
こちらもおすすめ①〜stride / ストライド

ウベックス・ストライド ●1万1000円 ●カラー:ホワイトマット(写真のカラー)、パパイヤマット、ブラックマット、アジュールマット ●サイズ:53-56cm、56-59cm、59-61cm
アーバンライクだがスポーティな雰囲気も醸し出すヘルメット。3サイズ展開なので自分に合ったサイズを見つけやすく、かつフィット調整システムは高さ調整も可能でフィッティングにも優れる。日々のライドの相棒に最適な一品だ。
こちらもおすすめ②〜stride visor / ストライド バイザー

ウベックス・ストライド バイザー ●2万7500円 ●カラー:ストーンブルーマット(写真のカラー)、ブラックマット、ホワイトマット ●サイズ:56-59cm、59-61cm
明るいミラーコーティングが施されたバイザー(アイシールド)を装備した個性的なアーバンヘルメット。眼鏡をかけたまま使用でき、快適な視界を確保。バイザーは跳ね上げることも可能だ。後部にはLEDテールランプが内蔵される。
Brand info〜uvex(ウベックス)について
主にスポーツ用アイウェア、スノースポーツ用ヘルメット、自転車用ヘルメットを展開するドイツのブランドで、同ジャンルではヨーロッパ最大級。オリンピック出場のトップアスリートも多く採用する。
編集部おすすめのヘルメット〜Kabuto CANVAS URBAN & CANVAS-SMART / カブト キャンバス・アーバン&キャンバス・スマート
おすすめ①〜CANVAS-URBAN / キャンバス・アーバン

カブト キャンバス・アーバン ●価格:7040円 ●カラー:マットネイビー(写真のカラー)、マットアッシュブルー、マットオフホワイト、マットブラック、マットグレー、マットオリーブ、マットワインレッド、マットフラッシュイエロー、マットフラッシュレッド、マットターコイズ ●サイズ:M/L

圧巻のカラーバリエーション。お気に入りのカラーがきっと見つかるはず
“ザ・アーバンヘルメット”という雰囲気の、通勤や街乗りに最適な一品。税込で約7000円という手に入りやすい価格でさらにカラー展開が何と10種類と、ユーザーフレンドリーなのも良い。バイザーは帽子の“つば”風で大きめで、日差しや雨つぶを防ぐ効果も大きいだろう。
おすすめ②〜CANVAS-SMART / キャンバス・スマート

カブト キャンバス・スマート ●価格:9570円 ●カラー:マットベリー(写真のカラー)、マットオフホワイト、マットブラック、マットティール、マットオリーブ、マットライトグレー、マットアッシュネイビー ●サイズ:M/L ●写真のカラー:マットベリー

こちらのモデルも街に映えるシックなカラーを7色と豊富にそろえている
シールドを備えた個性的なアーバンヘルメット。シールド部分はマグネット固定式で、簡単に着脱できるのが特徴。いちいち乗車時にアイウェアを装着しなくてよく、眼鏡ユーザーもそのまま使用できるのが強みだ。
Brand Info〜Kabuto(カブト)について
主にモーターサイクル用と自転車用ヘルメットを展開する日本のブランド。自転車用は幼児向けのものから本格的なスポーツ自転車向けのものまで展開し、高い支持を得ている。
編集部おすすめのヘルメット〜SAFETY LABS E-PATH / セーフティ ラブス・イーパス

セーフティ ラブス・イーパス ●価格:7150円(2025年4月1日以降、価格改定で7480円となります) ●カラー:マットネイビー(写真のカラー)、マットブラック、マットグレイ ●サイズ:M、L
“自転車用ヘルメット感”がない個性的な一品。さまざまな服装に合わせやすく、自転車用ヘルメットのシルエットに抵抗感のある人でも着用しやすいだろう。またアジアンフィットなので、日本の多くのユーザーの頭部形状にマッチしやすい。

ヘルメット前側はバイザー状の形状となっており、良好な視界を確保することに貢献。なお、全体的に丸くてステッカー類を貼りやすいので、ステッカーチューンをして楽しめるのもポイント

ヘルメット後部にはUSB充電式のLEDテールランプが初期装備。明るくて被視認性が高く、しかも何と9種類ものモードがある。これでいて価格は税込7000円強なのだから、コスパは相当に高い

サイクルロックを通せる穴が設けられている。駐輪時に自転車と一緒に施錠できるので盗難防止に役立つうえ、駐輪中いちいちヘルメットを持ち歩く必要がないというメリットも
こちらもおすすめ①〜EROS 2.0 / エロス 2.0

セーフティ ラブス・エロス 2.0 ●価格:9900円 ●カラー:マットガンメタル(写真のカラー)、マットホワイト、マットブラック ●サイズ:M、L
スポーティでクールなデザインながらさまざまな服装に合わせやすいヘルメット。LEDテーランプ内蔵かつアジアンフィットで、Mサイズで実測重量は247gと軽量。一方で強度の高い構造にもなっており、JCF(日本自転車競技連盟)公認だ。これで価格は1万円を切るという驚きのコスパ!
こちらもおすすめ②〜E-BAHN 2.0 / E-バーン 2.0

セーフティ ラブス・E-バーン 2.0 ●価格:7920円(2025年4月1日以降、価格改定で8250円となります) ●カラー:マットブラック(写真のカラー)、マットオリーブ、マットグレー ●サイズ:M、L
保護範囲が広くアーバンライクなデザインながら多数のベンチレーションホールを設け、通気性に優れたヘルメット。もちろんLEDテーランプ初期装備だ。またインナーパッドの数が多く包み込まれるようなかぶり心地で、パッド数を変えることで細かなフィット感調整も可能となっている。
Brand Info〜SAFETY LABS(セーフティ ラブス)について
ブランド名は直訳すれば「安全研究室」。その名のとおり、安全性を追求した製品を展開するヘルメットブランドで、かつそれらを求めやすい価格帯で提供しているのが大きな特徴だ。
編集部おすすめのヘルメット〜TANIZAWA. AIRBEL/ タニザワドット・エアベル

タニザワドット・エアベル ●価格:7678円 ●カラー:マットシルバーグレー(写真のカラー)、マットブラック、マットロシアンブルー、シルバーグレー、ホワイト、アサギ ●サイズ:54-60cm
驚くほどの軽さと高い通気性が特徴のヘルメット。もちろん、しっかりと安全性も確保している。また、絶妙なデザインも特徴。スポーツ系ヘルメットとアーバンヘルメットの中間をとった印象で、通勤時のスーツ姿からカジュアルなスポーツウェアに身を包んだ週末のサイクリングまで、幅広く使えるだろう。
数あるヘルメットの中でも軽さは最高クラスであり、その通気性の高さからも価格はそれなりにするのではと思いきや、何と1万円を切るどころか税込で8000円を下回るという脅威の手に入れやすさ。コストパフォーマンスを含めて今までありそうでなかった画期的なヘルメットだ。

重量はわずか215g! 他ブランドだとスポーツ系ヘルメットのトップブレード並み、というかそれよりも軽い部類に入る。軽さは日々の自転車ライドでは大きな味方になる

内側に見える青い部分は「コアフレーム構造」という独自のもの。これによって耐久性を持たせ、軽量化を果たしつつ大きな通気孔を設けることに成功している。見た目にもかっこいい

通気孔の設計が特徴的で、熱を後方に自然と排出する作りだ。特にヘルメット上部には「エアトンネル」という特許取得の機構が設けられ(特許7602296)、風がここを抜けるときに内部の熱を吸い出し、通気性に大きく貢献する

日本国内の安全基準である「SG認証」を取得しており、安全性も抜かりはない

後部には反射素材が配され、夜間における被視認性が高められている
Brand Info〜TANIZAWA.(タニザワドット)について
日本の産業用ヘルメットメーカー、谷沢製作所が2024年に立ち上げた新しい自転車ヘルメットブランド。同社が創業から90年以上培った技術とノウハウが注ぎ込まれている。
編集部おすすめのヘルメット〜MET ALL ROAD / メット・オールロード

メット・オールロード ●価格:1万2650円 ●カラー:マット/ホワイト(写真のカラー)、バーガンディ/マット、ブロンズ/マット、ブルーメタリック/マット、チタニウム/マット、オリーブイリデセント/マット、ブラック/マット ●サイズ:M、L
モデル名のとおりあらゆる路面でシーンを選ばず使えるヘルメット。スポーツタイプだがどんな服装にもマッチしやすいデザインとテールランプ内蔵&バイザー付属など、アーバンユースでも活躍する要素が豊富。平日は通勤で使い週末のサイクリングでも使うという人にはぴったりだ。

バイザーはベンチレーションホールにぴったりとはまる設計となっており、小さな穴に丸い先端を押し込むといった方式ではないので、着脱が容易でスマートだ

フィット感調整ダイヤルの部分にLEDテールランプが内蔵されるという、ユニークな設計。夜間の被視認性を高めてくれ、安全性に貢献する

前述のLEDテールランプに加え、ヘルメット後部にはリフレクティブデカールが配される。車のライト等を反射し夜間における被視認性を高め、こちらも安全性向上に役立つだろう
こちらもおすすめ①〜VINCI MIPS / ヴィンチ ミップス

メット・ヴィンチ ミップス ●価格:1万5400円 ●カラー:グレージュ/グロッシー(写真のカラー)、レッドメタリック/グロッシー、ネイビー/マット、ホワイトシルバー/グロッシー、ブラック/マット ●サイズ:M、L
安全機構「MIPS(ミップス)」を搭載した、さまざまなシーンで活躍するスタンダードなヘルメット。高い安全性を確保する一方でフィット感と通気性にも優れており、またミップス搭載ながら重量はMサイズで265gと軽く、快適なかぶり心地を約束する。
こちらもおすすめ②〜CROSSOVER / クロスオーバー

メット・クロスオーバー ●価格:9800円 ●カラー:ミント/グロッシー(写真のカラー)、ストーンブルー/グロッシー、レッド/グロッシー、セージ/マット、バーガンディ/マット、チタニウム/マット、ホワイト/マット、ブラック/マット、ブルーメタリック/マット ●サイズ:UN、XL(セージ/マット、チタニウム/マット、ブラック/マットのみ)
スポーティなシルエットのマルチパーパスモデル。LEDテールランプ付属&大きめのバイザー装備で、アーバンユースにもぴったり。やや幅が広めな作りで、日本人型の頭部形状の人にも合いやすいだろう。通勤・通学でもスポーティなヘルメットが好みだ、という人におすすめ。
Brand Info〜MET(メット)について
世界のトップアスリートが愛用する、イタリアを代表するスポーツ自転車用ヘルメットブランド。イタリアンデザインだが日本人の頭部形状にも合いやすい作りのため、日本国内でも人気が高い。
編集部おすすめのヘルメット〜LAZER Tonic KinetiCore AF / レイザー・トニック キネティコア AF

レイザー・トニック キネティコア AF ●価格:1万2100円 ●カラー:マットブラック(写真のカラー)、ホワイト、チタニウム、コズミックベリー、アイスグレー、マットブルーブラック ●サイズ:S(52-56cm)、M(55-59cm)、L(58-61cm) ※コズミックベリーはMとLのみ
独自の安全機構「キネティコア」を搭載した安全性の高いヘルメット。一方で軽量に仕上がっており、18か所のベンチレーションホールを設け通気性も抜群。アジアンフィットかつ細かなフィット感調整が可能なため、多くのユーザーにマッチするだろう。

独自の安全機構である「キネティコア」が配される。車で言うクランプルゾーンに似た構造で、自転車特有の回転衝撃も軽減してくれる。それでいて重量増を最小限に抑え通気性も確保

全体的に丸みを帯びており、スポーティだがさまざまな服装にマッチするデザイン。またコンパクトなフォルムなので“キノコ頭”にもなりにくい。アジアンフィットなので内部の横幅は広めだ

フィット調整機構は上下の高さをクリック式で多段階に調整でき、かぶりの深さの細かな調整が可能だ。カチカチとスライドさせるようにして簡単に動かせるので、利便性も高い
こちらもおすすめ①〜Tempo KinetiCore AF / テンポ キネティコア AF

レイザー・テンポ キネティコア AF ●価格:8580円 ●カラー:チタニウム(写真のカラー)、ブラック、ホワイト、ブルー、ラテ ●サイズ:54-61cm
手頃な価格のエントリーグレードに位置づけられるヘルメットだが、キネティコア搭載で安全性が高いうえ、アジアンフィット形状を採用しフィット感もよし。ワンサイズ展開ながら幅広い人に合うサイズ感となっているのもうれしい。
こちらもおすすめ②〜CityZen KinetiCore / シティゼン キネティコア

レイザー・シティゼン キネティコア ●価格:8580円 ●カラー:マットホワイト(写真のカラー)、マットブラック、マットリビド、マットリラ ●サイズ:M(55-59cm)、L(58-61cm) ●写真のカラー:マットホワイト
通勤や街乗り向けに設計されたモデルで、キネティコアを2層構造で搭載しており、高い保護性能を発揮する。個性的、かつスタイリッシュでシティライクな見た目だが通気性能も高く、フィット感の調整も細かに行える。
Brand Info〜LAZER(レイザー)について
自転車が“国技”と言われるほど盛んな国、ベルギーのヘルメットブランド。近年は前述のキネティコアの実用化により、さらなる革新的なブランドの一つとなった。