BMC・チームマシンSLRが第4世代にモデルチェンジ

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今年は軽量オールラウンダーロードバイクが次々モデルチェンジを発表している。ジャイアントとトレックに続くのは、スイスブランドBMC。同社を代表するバイク「チームマシンSLR」が約3年ぶりにモデルチェンジする。

BMC・チームマシンSLR01ワン スラム・レッドeタップAXS完成車価格/140万円(税抜、予価)

初代チームマシンSLR01は2010年に登場、その後2011年、カデル・エヴァンスが駆りツール・ド・フランスを制覇することになる。その血脈を次ぐ4世代目がこの新作である。チームマシンSLRの特徴にACEテクノロジーというものがある。2世代で採用された解析プログラムで、スイスのチューリッヒ工科大学と共同開発したソフトウエアによるシミュレーションによりフレームを設計している。それがこのたびACE+に進化。これまでは剛性、快適性、重量の3つを軸に設計していたところに、空力性能の要素を加味した。

コックピット周りは、前作では専用ステムを採用し、ステムの下側にワイヤを這わせて内蔵する設計だったものから、ICSという新たに開発したステム一体型のハンドルを採用している。ダウンチューブは、チームマシンSLRのアイコンでもあるエッジの立った多角形断面を残しつつも空力性能を向上させるべく改良が加えられている。ボトルケージも専用品で、ボトルを装着した状態でも高い空力性能を発揮できるようになっている。これらの改良により、平均的なライダーはフラットコースで出力を3%削減することができる。

重量は54サイズのスラム・レッドeタップAXS完成車で約6.5kgと非常に軽量。それも専用ボトルケージ込みの重さだ。

細かい事だが、ドライブトレイン側からバイクを見た時に、ステム固定ボルトやスルーアクスルシャフトの穴が見えないように配慮され、すっきりとした外観を実現している。

空力性能向上のお約束、ケーブル類はフル内装

ヘッドチューブおよびフォークブレードの形状も同じく空力性能向上に役立っている

ボトルケージは、ダウンチューブとシームレスなデザインの専用品

ダウンチューブは空力を意識した形状へと変化を遂げた

歴代のBMC・チームマシンSLR

第1世代:2012年モデル・チームマシンSLR01

BMC・チームマシンSLR01

第2世代:2015年モデル・チームマシンSLR01

BMC・チームマシンSLR01

第3世代:2017年モデル・チームマシンSLR01

BMC・チームマシンSLR01