ロードバイク女子の悩み。108人に聞いたメイク事情<みみみweb vol.3>
目次
ライド時にメイクしているかアンケート!
サイクルスポーツ本誌で好評連載中の「みみみ通信」は、どんなサイクリストもウルトラハッピーに過ごせる世界を目指したコーナー。女王ことファッションモデル・石垣美帆と、報道官こと本誌ライター・大城実結の2人が、気になるアレコレを調査していきます。
ロードバイク女子、ライドの時のメイクどうしている?
ロードバイクでのサイクリングを楽しむ女子も増えてきた。そこで気になるのはライド中のメイクをどうしたら良いのか! というお悩み。
今回はライド時のメイク事情について、2021年夏にWeb上で集計した読者アンケートの結果を大公開します。同性同士でも意外と知らなかった「メイクをする・しない」の実態から、おすすめアイテム、化粧崩れを防ぐテクニックまでをご紹介します。
石垣美帆(女王)
ファッションモデル、フィットネスインストラクターとしても活躍中。どんなときもメイクは欠かしません!
大城実結(報道官)
サイクルスポーツのライター。知らない土地をフラフラ旅するのが好き。メイクは面倒なのであまりしたくない。
メイクする? しない? ソロライドでは拮抗?
まず気になるのがソロライド時のメイク問題。読者のみなさんはする派・しない派どちらが多かったのでしょうか?
集計すると、おおよそ53%がメイクに対して積極的、47%が消極的という結果になりました。それぞれの理由をまとめてみると……。
<する・ときどきする理由>
- 1位:人の視線が気になる
- 2位:日焼け対策として
- 3位:すっぴんが嫌い
<しない・あまりしない理由>
- 1位:(走って汗をかけば)どうせ化粧が落ちるから
- 2位:普段から化粧をしないから
- 3位:一人だから
メイクに対して積極的な人の意見として一番多く集まったのは「人の視線が気になる」でした。また次点は「日焼け対策として」という理由。日焼け対策の一環として、メイクを取り入れている人も多いようです。
一方、消極的な人の声が集まったのは「どうせ化粧が落ちるから」という理由でした。特に夏場は汗や皮脂による化粧浮きに悩まされることも。第3位の「一人だから」という意見は、積極的な人が挙げた「人の視線が気になる」と対照的ですね。
グループライドでは積極派が急増
続いて複数名でのグループライドでメイクをするか否かの質問。ソロライドと比べて、どのような数字の違いが出てくるのでしょうか?
する・ときどきする派が約70%、あまりしない・しない派が30%という結果に! ソロライド時の割合と比較して積極派が大幅に増えました。それぞれ回答した理由を見てみましょう。
<する・ときどきする派の意見>
- 1位:身だしなみとして
- 1位(同率):人の視線が気になる
- 3位:すっぴんが嫌い
<しない・あまりしない派の意見>
- 1位:どうせ化粧が落ちるから
- 2位:普段からしない
- 3位:肌荒れ防止
する・ときどきする派の理由として、ともに1位だったのが「身だしなみとして」と「人の視線が気になる」というものでした。中には「人に不快感を与えないように……」や「マナーとしてノーメイクはありえない」と辛口なコメントも。異性を意識してメイクをするという方もいらっしゃいました。
しない・あまりしない派の理由として多く寄せられたのは、化粧崩れへの懸念。「崩れたメイクを見られるなら、スッピンを見られる方が抵抗がない」というコメントや、「ライド時はライドに集中したいから」というものも。さらには「女子仲間とのライドなので(お互いの顔は)気にしない」と、チームメイトとの関係性を感じるコメントもありました。
ソロやグループ、相手との関係性に関わらず、私は必ずメイクをするのでこの結果も意外でした。相手によってメイクを変えようと思ったことはないです。だって、メイクをするのはいつでも楽しいもの。
この結果、とてもよ〜く分かります……! ソロライドではすっぴん派の私も、グループライドになると話は別ですね。気心知れた仲間や身内ならラフに走れるのでほぼノーメイクですが、初めての方とのライドや立ち寄りの多いライドだとメイクすることもあります。波風立てないようTPOには配慮しています。
汗に強い、よれにくい! みんなのおすすめメイクアイテム
さらにアンケートでは、ライド時にメイクをする人に普段から使用しているおすすめアイテムを聞いてみました。多く挙がったのが、化粧下地やファンデーションのこだわり。スポーツ用やプチプラ、デパコスまでさまざまなおすすめアイテムが集合しました。気になる製品があれば、ぜひチェックしてみてくださいね〜!
- ADDICTION(アディクション)の下地&ファンデーションはきれいに崩れてくれるので重宝しています
- MARY QUANT(マリークヮント)ブロック&ブロック・パーフェクトプロテクション FPS50+PA++++
- プリマヴィスタ 皮脂崩れ防止下地
- 資生堂 マキアージュ ドラマティックスキンセンサーベースEX UV+トーンアップ
- 資生堂 アネッサのオールインワンビューティーパクトがおすすめです!
- 三善の舞台化粧用アイテム
- アスリートXのベース、日焼け止め、ファンデのコンボは最強だと思います
- どうしてもファンデを塗らないとダメな場面では、LA ROCHE-POSAY(ラロッシュポゼ)UVイデアが優秀でした
- FACIO(ファシオ)BBクリームウォータープルーフ。基本的にウォータープルーフならOKだと思います
- セザンヌ 皮脂テカリ防止下地 保湿タイプ オレンジベージュ
化粧崩れを防ぐには? みんなが教えてくれたメイクのポイント
多くの女性を悩ませる「化粧崩れ問題」。自転車のみならず、スポーツ全般には必ずこの問題がつきまといます。崩れを防ぐ? それともあえて綺麗に崩させる? みなさん、どのような工夫で立ち向かっているのでしょうか。女性サイクリストからリアルな知恵が大集合しました!
- 「崩れても良いように厚く塗らない。崩れるのが前提のメイク」
- 「ベースメイクは極薄で目元と鼻周りを中心に。アイメイクはしない代わりにビューラーでまつげをあげる」
- 崩れる前提のメイクを
- 「フィニッシュパウダーのあと、最後にスプレーで水か日焼け止めを噴いてティッシュで軽く押さえると崩れにくいです」
- 「コーセーのメイクキープスプレーを使っています」
- フィニッシュパウダー&スプレーを使います
- ウォータープルーフは必須です!
- 「ウォータープルーフコスメを使うこと。パンダ目にならないようにすることと、汗に溶けて目に入らないようにするため、アイラインは引かない」
- 「日焼け止めや化粧下地で土台はしっかり作り、ポイントメイクは控えめに」
- ライド中にメイク直しをしちゃいます
- 「ライド途中に化粧直しができるように、最低限のメイク道具をジップロックに入れて持ち運んでいます。特に日焼け止め成分配合のチップタイプコンシーラーがおすすめ。焼けやすい部分へポイント置きして、日焼け&化粧崩れ防止に」
自分らしいスタイルで、サイクリングを楽しもう
アンケートの結果はいかがでしたか? シチュエーションや環境に合わせた十人十色のメイクとの付き合い方がありました。さらにおすすめアイテムやメイクのポイントで集まったのは、女性サイクリストたちの知恵の結晶……! 理想の自分へ近づくために試行錯誤を重ねて見つけたアイディアと口コミです。今回アンケートにお答えいただいたサイクリストのみなさん、本当にありがとうございました!
メイクの有無に関わらず、最も大切なのは「自分の価値観に合っているか」ということなのかもしれませんね。おしゃれに走ることが好き、思いっきりスポーツに打ち込んでいる瞬間が好き……それぞれの”好き”を楽しみ尽くすために、『人には人のメイクとの関係性』があるようです。
これからもみみみ通信では、サイクリストが気になるアレコレを調査していきます。気になること、調べてほしいことがあれば大募集。お便り・メール、お待ちしています。
サイクルスポーツ本誌で好評連載中のコラム。ファッションモデル石垣美帆(女王)とライター大城実結(報道官)が、女性や初心者に役立つ情報や気になるネタをとことん調査します! 調査してほしいこと、話してほしいこと、2人への応援メッセージなどあれば、こちらのフォームまで。