タイム初のグラベルバイク ADHX(アルプデュエズ X)が誕生!

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タイム・ADHX

Time(タイム)初のグラベルバイク「ADHX(アルプデュエズX)」が誕生した。

カーボンフレームのスペシャリストとして、様々なイノベーションをもたらしてきたメーカーとして、新たな地平を拓く新技術を投入。ADHXは靱性と強度に並外れた性能を誇るバイオベースの繊維、“ダイニーマ”を採用。編込みカーボン繊維構造(BCS)によって、異なる方向に複数の繊維を組み合わせて、カーボンプリプレグ構造を上回る性能を獲得した。

ADHXはヨーロッパ圏内にある自社工場にて生産されている。RTM製造工程を駆使した高精度&高剛性な上質のフレーム。

タイムにとって初のグラベルロードバイクだが、高い期待を裏切らない完成度を誇る。この分野の新たなリーダーであり、タイムの純血種だ。Alep d’ Huez(アルプデュエズ)を彷彿とさせるアイコニックなデザインと高いパフォーマンスで、タイムの輝かしい歴史に新たな1ページを加えてくれるだろう。

タイム・ADHX

グロスカーボン

タイム・ADHX

グロスコバルト

タイム・ADHX

グロスフォレスト

タイム・ADHX

グロスアンバー

フロントはシングルにも、ダブルにも対応

タイム・ADHX

フロント変速は1Xにもダブルにも対応。1Xで組む場合は、ディレーラー台座を隠すカバーが用意される

タイム・ADHX

トップチューブ上には、バッグをマウントするためのねじ穴が設けられている。タイヤクリアランスは最大で700×38Cに対応

タイム・ADHX

ワイヤ類はフル内装。デダエレメンティのS-DCRシステムを採用。スタンダードなステムとハンドルで組むこともできる。ヘッドパーツのサイズはフル内装する場合は上下1.5インチ、そうでない場合は上が1-1/8インチになる

 

BBの規格はBB386で、ディスクブレーキモデルのみ。変速システムは機械式、電動の両方に対応する。タイムのロードバイクに採用されている振動吸収システム「AKTIV」を搭載したフォークは設定がなく、スタンダードなフォークのみとなる。

 

タイムはダイニーマをどう使うか

タイム・ADHX

ダイニーマは耐衝撃性、耐引裂強度に優れた素材で、自転車業界でもシューズやウエアの素材として採用されている例があるが、フレームにはなかった。ダイニーマは耐熱性に弱点を抱えるため、汎用的なプリプレグ構造のフレームでは採用できないからだ。タイムは自社で独自に繊維を編み込むため、DSM社からダイニーマがリリースされた直後からテスト。RTM工程では樹脂の温度が低いため、ダイニーマを採用することができたという。

ダイニーマをフレーム素材に編み込むことで、耐衝撃強度を上げることができた。ヘッドチューブ、ダウンチューブ、トップチューブが交差する箇所に使われており、その量は重量比で20%~25%になる。

 

タイム・ADHX(アルプデュエズ X)

フレームセット価格:49万5000円
フレーム重量:1025g(S, 塗装前フレーム)
サイズ:XS, S, M, L, XL
カラー:グロスカーボン、グロスコバルト、グロスフォレスト、グロスアンバー

タイム・ADHX